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伊藤洋輝が“追われる立場”に…シュツットガルト監督、ポジション争いに「より優れた選手がピッチに立つ」

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定位置争いで優位に立つDF伊藤洋輝

 シュツットガルトDF伊藤洋輝は、定位置争いで優位に立っているようだ。ペッレグリーノ・マタラッツォ監督は同ポジションでプレーするDFマルク・オリバー・ケンプフの復帰を報告するも、次戦での伊藤の起用を示唆した。

 夏にジュビロ磐田から買い取りオプション付きのレンタルで、シュツットガルトに加入した伊藤。これまで公式戦12試合に出場し、10月半ばからは8試合連続でスタメン出場。今までは主に本来3バックの中央でプレーするDFバルデマール・アントンや左CBのケンプフが不在のとき、それぞれの代役を務めていたが、ここに来てついに3人とも出場可能の状況となった。

 マタラッツォ監督は、12日に行われるブンデスリーガ第15節ボルフスブルクとのアウェー戦に向けた会見で、先月頭から負傷離脱を強いられていたケンプフが戦列に復帰することを報告。「マークは全体練習に参加し、招集メンバーもしくはスタメン候補でもある」と明かしつつ「決断はまだ下していない」とコメント。そのケンプフと伊藤の左利きCB同士のポジション争いについて問われると、以下のように語った。

「ヒロには安定感がある。守備でも攻撃でも相手の意表を突くところ、走りでボールを奪うところ、ダイアゴナルパスを出せるところ、今ではオン・ザ・ボールでも落ち着きを見せているところ、すごく良い働きをしている。だから、ピッチに立ちたいのならマークは大きなタスクに取り組まなければならない。プレゼントなどはない。より優れたプレーヤーがピッチに立つ。ただ、ヒロは現在非常に良い働きをしている」

 会見で「競争がなくてはならない」とポジション争いの必要性をたびたび口にしたマタラッツォ監督。実際に伊藤のスタメン起用を続けるのだろうか。

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