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シャビ、バルセロナが抱える問題は「フットボールよりも精神的なもの。選手たちが大胆にならないとバルサになり得ない」

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バルセロナを指揮官シャビ・エルナンデス

 バルセロナは12日にラ・リーガ第17節、敵地エル・サダールでのオサスナ戦に臨む。前日会見に出席したシャビ・エルナンデス監督は、オサスナが見事な堅守速攻を実践するチームであるとして、警戒感を表している。

「明日は本当に困難な試合が控えている。オサスナはとても良い守備を見せるからね。私たちはゲームを支配しなければならないが、彼らが前線からプレッシングを仕掛けるかどうかは分からない。いずれにしてもエリア内での守備は本当に見事だよ。彼らのフットボールはダイレクトで、魂を持ったチームだ。私たちには彼らと競い合う心構えがある」

 ミッドウィークにはバイエルンに0-3の完敗を喫して、UEFAチャンピオンズリーグ敗退を強いられたバルセロナ。シャビ監督は自チームの抱える問題が、フットボールよりも精神的な問題であるとの見解を示している。

「問題はフットボールではなく精神的な問題だ。選手たちは自分のことを信じなければならないし、それは私が請け負うべき仕事となる。彼らにはもっと勇敢になってもらいたいし、もっと大胆にプレーしてほしい。バルサでは6〜7点のプレーは価値がない。チームには大胆さが欠けているし、後ろではなく前に前に行かなくてはバルサにはなり得ない」

「私たちは求める理想像からそこまで離れていない。フィジカル、戦術の習慣が必要だ。このチームにはタイトルを勝ち取るだけのレベルがある。バイエルン戦は精神面が大きかったが、同様にオートマティズムと習慣を失ってしまっていた」

 ジョアン・ラポルタ会長はこの冬の移籍市場での補強を明言していたが、シャビ監督もチーム強化は必要だと考えているようだ。

「チームはいつだって改善されなくてはならない。市場が開くのはチャンスだ。私たちは何度も話し合いを行っているし、自分の考えは明確だ。クラブは財政面で問題を抱えているが、チームをより良くするため、より競争的とするために努力する必要がある」

 バルセロナが補強をするとなれば、おそらく選手放出の必要も生じる。譲渡不可能な選手を問われたシャビ監督は、次のように返答している。

「今は全員だ。誰もプレゼントすることはできない。私たちは良い形で今年を終わらせたい。市場についてはまた後で話をしよう。しかし今は、全選手が譲渡不可能だ」

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