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バルサのシャビ監督「ショックだ」神戸にも在籍した元スタッフが児童への性的虐待疑惑で告発される

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バルセロナの元関係者が告発される

 バルセロナ下部組織の元コーディネーターであるアルベルト・ベナイジェス氏が児童に対する性的虐待の疑いで告発された。スペイン・カタルーニャの日刊紙『アラ』が大々的に報じたとして、同国の大手紙『アス』など複数メディアが伝えている。

 報道によると、ベナイジェス氏は1980年代から20年以上にわたり、児童への性的虐待に関与した疑いがあるという。バルセロナのラス・コルツ地区にある学校で体育教師をしていた時の元生徒60人以上の証言があり、その中の元女子生徒の1人がすでに警察に告発。来週にはさらに数人の元生徒が告発することが予想されているようだ。

 ベナイジェス氏は1991年から2003年までバルセロナ下部組織で指導に携わり、現トップチーム指揮官のシャビ・エルナンデス氏やヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタなどを育てた。その後、UAE、メキシコ、ドミニカのクラブを渡り歩き、2018年6月から今年1月まで神戸のアカデミーアドバイザーを担当。今年4月からバルセロナ下部組織のコーディネーターを務めていたが、先週に個人的な理由で辞任していた。

 バルセロナのシャビ監督は12日のラ・リーガ第17節オサスナ戦に向けた前日会見に出席し、この件について問われると「非常に複雑でデリケートなものだ。私たちは彼をとても愛しているので驚いた。彼は私たちに大きな遺産を残してくれたが、結論を下すのは裁判所だ」と言及。司法の判断に任せるとしつつ、「彼は私の監督だったので、驚きとショックを受けている」と動揺を隠せない様子だ。

 また、ジョアン・ラポルタ会長は「彼は個人的な理由でクラブを去った。彼が雇われたのは、選手を扱う能力と若手の才能を評価する能力があったからだ。クラブが行っているのは、公式発表できるように、出てくる全ての情報を収集することだ」と語った。

シバオFC(ドミニカ)時代のアルベルト・ベナイジェス氏


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