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どん底アトレティコ…シメオネ、初めての4連敗に「以前は値しない勝利も手にしていた。今は値しない敗戦を喫している」

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正念場を迎えているディエゴ・シメオネ監督

 アトレティコ・マドリーは22日にラ・リーガ第9節、敵地ロス・カルメネスでのグラナダ戦に臨み、1-2の敗戦を喫した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、自チームが勝利に値したとの見解を示している。

 キックオフから2分後にジョアン・フェリックスのゴールで先制したアトレティコだが、前半17分にマチスの強烈なミドルシュートを決められて同点に追いつかれると、後半17分には速攻からホルヘ・モリーナのゴールを許して逆転負け。前試合セビージャ戦でシメオネ監督政権下で初の3連敗を喫したチームは、もう一度負けを重ねてしまった。

 シメオネ監督は試合後、敗因について次のように語っている。

「選手たちには何も言えない。彼らは本当に素晴らしいプレーを見せていたが、ボールがゴールに入りたがらなかった。点を生む状況は生み出していたんだ。後半には自分たちがリードするだけのチャンスを手にし、グラナダのシュートはほとんどなかった。しかし注意力が足りないときがあり、そのために勝利に値する試合で負けることになってしまった」

「私たちはとても良い試合を演じたよ。しかし注意力の欠如と小さなディテールが高くついてしまった」

 アトレティコはセビージャ戦もグラナダ戦も、パフォーマンス的には敗戦に値しなかったと現地メディアで評されている。

「私たちは自分たちに値する勝利を見つけらずにいる。それがフットボールなんだよ。私たちはときに値しない勝利を手にしてきたが、今は勝利に値する試合で負ける番となった。頭を切り替えて、落ち着いて仕事に取り組んでいきたい。このチームには良い部分がいくつもある。落ち着きと安定があれば、前へと進めるはずだ」

「グラナダ? 彼らの1点目はミドルレンジからのゴラッソだった。その後には、私たちの注意力の欠如に乗じて速攻を決め切った。一方が2ゴールを決め、もう一方が1ゴールしか決められなかったら、それは試合の正当な勝者ということになる」

 なおシメオネ監督は、今年の12月23日でアトレティコ監督就任から丸10年を迎えている。

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