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キエーザが長期離脱のユベントス、ローコストな“イランのメッシ”の獲得を急遽検討か

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ユベントスがFWサルダル・アズムンに関心を寄せている

 ユベントスは、今シーズン中の復帰が絶望的となったイタリア代表FWフェデリコ・キエーザの穴埋めとして、ゼニトに所属する“イランのメッシ”ことFWサルダル・アズムンに関心を寄せている。イタリアメディア『スカイスポーツ』が10日、報じている。

 マッシミリアーノ・アッレグリの下、今シーズンはリーグ戦で5位につけるユベントス。今冬の移籍市場では当初、攻撃陣の補強を想定していなかったが、計画の変更を迫られている。9日にスタディオ・オリンピコで行われたローマ戦(4-3で勝利)において、キエーザが左ひざを負傷。前十字じん帯の重傷で今シーズン中の復帰が難しくなったことから、ユーベはメルカートにおいて代役の選定に乗り出した。

 キエーザはサイドの選手であるが、アッレグリ指揮下において同ポジションをカバーできる選手はMFデヤン・クルセフスキやFWフェデリコ・ベルナルデスキ、FWモイーズ・キーンなど選択肢は比較的豊富。このため、手薄となっているセンターフォワードの補強を目指す方針を固めた。

 その第1候補とみられるのが、ゼニトに所属する27歳のイラン代表FWアズムン。2019年冬からサンクトペテルブルクでプレーする“イランのメッシ”は今シーズン、公式戦21試合に出場し、10ゴールを記録。昨夏はローマへの移籍が囁かれたほか、昨年11月2日にアリアンツ・スタジアムで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)において、ユヴェントスから1ゴールを奪ったことも記憶に新しい。

 アズムンは今シーズン終了後にゼニトとの契約満了を迎えるため、ユーベはローコストでクオリティのあるFWが獲得できることを期待。すでにロシアのクラブに対し、問い合わせを行ったとみられる。なおユベントスのEU外選手枠は現時点で1つ空いているが、MFドウグラス・コスタのグレミオへのレンタル移籍により空いた枠であるため、アズムンの獲得もレンタルに限られることになる。今後の動向は注目されるところだ。

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