国際サッカー連盟(FIFA)は17日、「ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2021」の女子年間最優秀選手賞を発表し、バルセロナのスペイン女子代表MFアレクシア・プテラスが初受賞を果たした。

　評価の対象は2020年10月8日から2021年8月7日までのパフォーマンスとなっている。プテラスはこの対象期間に公式戦52得点を記録。プリメーラ・イベルドローラ(スペイン女子1部)、コパ・デル・レイナ(国王杯)、UEFA女子チャンピオンズリーグの3冠達成に大きく貢献し、昨年8月には欧州女子最優秀選手賞、11月には女子バロンドールも獲得していた。

　プテラスは受賞に際し、「まさか自分がこのレベルに達するとは想像もしていなかった」と驚きを隠せない様子。最終候補としてノミネートされた同僚のFWジェニファー・エルモソ(バルセロナ)、チェルシーFWサム・カーを抑えての受賞は、元バルセロナのMFアンドレス・イニエスタ(現神戸)やシャビ・エルナンデス氏(現バルセロナ監督)が成しえなかったスペイン人選手史上初の快挙だ。