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デンベレに退団勧告、“圧力”かけたバルセロナ…デンベレ本人は反発「脅迫に屈しない」

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渦中のバルセロナFWウスマン・デンベレ

 バルセロナのフランス代表FWウスマン・デンベレは20日、バルサ側が自身の売却を正式決定したことを受けてSNSを更新。自身の立場を明らかにし、“バルサの脅迫には屈しない”と訴えた。スペイン『マルカ』が伝えている。

 デンベレは今年6月末に契約満了を控えており、バルサと半年以上に渡って話し合いを行ってきた。バルサはオファーを提示し、契約延長を打診。しかし、デンベレ側は契約延長になかなか合意せず、交渉を長引かせていた中で、バルサ側が痺れを切らしたようだ。

 シャビ・エルナンデス監督は「もしデンベレがカンプノウに残るという意思表示をしなければ、1月のウィンドウが閉じる前に同選手を売却する必要がある」と発言した。その後、20日午後にマテウ・アレマニーSD(スポーツディレクター)も声明を発表。「クラブを退団し、1月31日までに移籍先を探してほしい。クラブのためにも彼自身のためにもできるだけ早くクラブを出て行かなければならない」とした。クラブがデンベレとの契約延長を拒否し、退団を勧告した形だ。

 この問題を受けて、スペイン・プロサッカー選手協会(AFE)はこうしたデンベレの扱いが不当だとし、契約延長を拒んだことで圧力をかけたバルセロナに警告。「選手が労働を放棄するような差別や圧力はあってはならない」とした。一方、デンベレ本人はSNSで次のように語り、退団通告に反発する姿勢を見せている。

「この4年間、僕に関するゴシップが作られてきた。僕はこれまで一度も反応してこなかった。でも、それも今日で終わりだ」

「僕はまだ契約中で、完全にコミットしているし、監督の指示に従っている。脅しに屈するような人間ではない」

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