モロッコ代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、アフリカ・ネイションズカップ準々決勝エジプト代表戦に向けて語った。

　グループCを首位通過し、ラウンド16でマラウイに2-1で勝利して準々決勝にコマを進めたモロッコ。準決勝進出を懸けた30日の一戦では北アフリカのライバルであるエジプトと対戦する。

　大会最多7度の優勝を誇るライバルとの一戦を前に、ハリルホジッチ監督はプレスカンファレンスで「我々のチームはハングリーで、徹底的にやる覚悟を持っている」と話し、準々決勝に向けてコメントを続けた。

「モロッコは長年にわたってエジプトととても大きなライバル関係がある。この30年間、結果は拮抗している。近年ではエジプトが頭一つ抜け出した。エジプトが1-0で勝利した2017年AFCON準々決勝を覚えている。AFCONで7度優勝した最高のチームであり、おそらくアフリカで最大のチームだ。大きなリスペクトを抱いているが、我々は勝つためにベストを尽くす」

「彼らのアドバンテージは経験と狡猾さだ。一方で、我々は情熱的で、若く、勝利への気持ちがある。ポゼッションでリードできるかもしれないが、特定のエリアでボールを失うことには注意しなければいけない。彼らには違いを作れる選手がいるからね。それに、ディテールが勝敗を分ける試合になるだろう」

　エジプトの主将であり、エースはリバプールで大活躍中のモハメド・サラー。ハリルホジッチ監督は同選手が持つワールドクラスの要素を中和させたいと語った。

「モハメド・サラーは世界最高の選手だ。彼は自身が手を付けた仕事をすべて成功させている。我々は彼を止めようと思うし、我々にはそのようにできるだけの能力があるはずだ。アダム(マジーナ)単独でやらせる仕事ではない」