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フランクフルトが打ち合い制して22年初勝利! シュツットガルトは2度追いつくも逃げ切り許す

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フランクフルトが22年初白星

[2.5 ブンデス1部第21節 シュツットガルト 2-3 フランクフルト]

 ブンデスリーガは5日に第21節を行い、MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトは、敵地でMF遠藤航とDF伊藤洋輝が所属するシュツットガルトと対戦し、3ー2で勝利した。長谷部は3バックの中央でスタートからピッチに立ち後半終盤までプレー。負傷明けの鎌田はメンバー外となった。シュツットガルトの2人は先発出場。遠藤はボランチの位置、伊藤は3バックの左でフル出場を果たした。

 試合序盤に主導権を握ったのはフランクフルトだった。立て続けにシュツットガルトゴールに迫ると、前半7分、FWイェスパー・リンドストロムが左サイドのコーナーキックから低いボールを蹴り込み、ニアサイドでDFエバン・エンディカがコースを変えてゴールネットを揺らした。

 先制点を許したシュツットガルトは、前半13分、左サイドでボールを受けたMFクリス・ヒューリッヒがペナルティーエリア付近までドリブルで持ち運び、カットインから斜めのパス。MFオレル・マンガラが滑り込んで放ったシュートはフランクフルトのGKケビン・トラップの正面に行き、ゴールとはならなかった。

 フランクフルトは前半38分、MFティモシー・チャンドラーが右サイドからペナルティーエリア内にパスを流し込むと、リンドストロムが反転気味にダイレクトで狙った。しかし、このシュートはシュツットガルトのGKフロリアン・ミュラーが好セーブ。追加点とはならない。

 すると前半42分、シュツットガルトが試合を振り出しに戻した。右サイドでフリーキックを得ると、ヒューリッヒが入れたボールをDFバルデマール・アントンが押し込み同点弾。1-1で前半を折り返した。

 フランクフルトは後半開始とともにMFセバスティアン・ローデを下げて、MFアルディン・フルスティッチを投入。すると、フルスティッチがいきなり起用に応えた。

 後半2分、右サイドでコーナーキックを得たフランクフルトは、MFクリストファー・レンツが左足でペナルティーアーク付近にライナーのボールを入れると、そこに待ち構えていたのはフルスティッチ。左足のボレーでダイレクトで合わせると、叩きつけられたシュートはゴール左隅に吸い込まれていった。

 後半22分、シュツットガルトのヒューリッヒが相手のクリアゴールを拾うと、自ら右足を振り抜き強烈なミドルシュート。しかし、ここはフランクフルトのGKトラップが立ちはだかる。それでも、後半25分にシュツットガルトが再び追いつく。左サイドでパスを受けたDFボルナ・ソサがゴール前にピンポイントクロス。FWサーシャ・カライジッチが頭で合わせて同点とした。

 しかし、追いつかれても突き放すのがフランクフルト。後半33分、ペナルティーエリア手前でフルスティッチが放ったシュートが、シュツットガルトのDFコンスタンティノス・マブロパノスに当たり、コースが変わってゴールイン。アウェーチームが三度リードする。

 試合終盤にはフランクフルトにアクシデント。相手のフリーキックに飛び出したGKトラップと、長谷部が空中で激突。トラップの膝が長谷部の胸部に入り、ピッチに倒れ込んだ。長谷部はそのままプレー不可能となり、DFシュテファン・イルザンカーと交代でピッチを後にした。

 後半アディショナルタイムには、シュツットガルトの伊藤がミドルで狙ったがシュートは大きく枠を外れる。試合はアウェーチームが逃げ切り、3-2で勝利した。フランクフルトは22年初白星。シュツットガルトの今年初勝利は次戦以降にお預けとなった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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