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終了後、涙のサラーに近づくマネ…リバプール勢がアフリカネーションズカップ決勝で激突

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FWモハメド・サラーとFWサディオ・マネ

 アフリカネーションズカップは6日に決勝を行い、セネガル代表エジプト代表が対戦。スコアレスのままPK戦に突入し、セネガルが初優勝を果たした。試合後には、敗れたFWモハメド・サラーが涙を流す。リバプールの同僚であるFWサディオ・マネはサラーを抱き寄せる場面もあった。

 マネもサラーも過去に決勝の舞台で敗れた経験を持つ。セネガルは2019年にアルジェリア代表に、エジプトは17年にカメルーン代表に決勝で敗れていた。

 念願の優勝に王手をかけた決勝で、リバプールの同僚2人は、どちらかにしか栄冠が渡らない状況に。0-0のまま120分間が終了。PK戦では、マネが勝利の一撃を決め切った一方で、サラーはPKを蹴ることはなかった。

 試合終了後、サラーは泣いた。同僚の涙に気づいたマネはそっと近づき、抱き寄せていた。

 英『ミラー』では、セネガルの快挙を祝う声を伝えている。元イングランド代表MFのジャーメイン・ジェナス氏が「セネガル代表とサディオ・マネが今日、国のために戦ったことに対して、微笑まずにはいられない。彼は国を背負って戦い、セネガルに優勝をもたらした」と称える。

 また、元コートジボワール代表のヤヤ・トゥーレ氏は「彼らは優勝にふさわしいと思う。セネガルは多くのチャンスを逃したが、最も重要なのはトロフィーを獲得すること。あとは些細なことだ。マネとセネガルにおめでとうと伝えたい」と語った。

 元マンチェスター・シティのネダム・オヌオハ氏は「彼(マネ)があのPKを決めようと歩いてきたとき、セネガルの選手たちはみんな興奮していたと思う。彼が信頼できる人物だと知っているからだ」とコメント。「マネは何年もかけて大きく成長した。サラーにとっては残念なことだけど、それがサッカーだ」と2人の活躍を称えた。

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