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「僕のホーム」敵地バレンシア戦で“2試合6ゴール”! 初先発オーバメヤンのハットなどでバルセロナが大勝

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宙返りを見せるFWピエール・エメリク・オーバメヤン

[2.20 ラ・リーガ第25節 バレンシア 1-4 バルセロナ]

 バルセロナは20日、ラ・リーガ第25節でバレンシアの本拠地エスタディオ・デ・メスタージャに乗り込み、4-1で快勝を飾った。

 バルセロナは守備の要であるDFジェラール・ピケが累積警告で出場停止のため、DFロナルド・アラウホとDFエリック・ガルシアのセンターバックコンビでスタート。3トップには右からFWウスマン・デンベレ、リーグ戦初先発となるFWピエール・エメリク・オーバメヤン、そして古巣対戦のFWフェラン・トーレスを配置した。

 スコアが動いたのは前半23分。DFジョルディ・アルバのロングパスからオーバメヤンがペナルティエリア内右に持ち込み、右足で豪快にゴール上部へ突き刺す。オーバメヤンの加入後初得点でアウェーのバルセロナが先制した。

 前半32分には、J・アルバの浮き球パスをペナルティエリア内右のデンベレがワンタッチで中央へつなぎ、MFフレンキー・デ・ヨングが倒れながら右足で蹴り込む。さらに同38分、右サイドでのパスワークからエリア内右のMFガビにボールが渡ると、ガビのクロスをオーバメヤンが左足で押し込み、3-0で後半へと折り返した。

 ホームで3点ビハインドとなったバレンシアは後半7分に反撃。左サイドで幅を取ったMFブライアン・ヒルが左足で質の高いクロスを送り、ゴール前に飛び込んだMFカルロス・ソレールがヘディングでネットを揺らした。

 しかし、バルセロナの勢いは止まらない。後半18分、MFペドリが中央から右足で強烈なミドルシュートを放つと、目の前のオーバメヤンをかすめてゴール左に決まる。当初はペドリの得点だったが、のちにオーバメヤンへと訂正され、同選手は初スタメンでハットトリック達成となった。

 その後、バルセロナはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの好セーブなどでバレンシアにゴールを許さず。4-1で逃げ切り、リーグ戦2試合ぶりの白星を挙げた。

 今節を終え、消化試合が1つ少ないバルセロナは勝ち点42でUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場圏内の4位、バレンシアは勝ち点30で12位となっている。

 ハットトリックのオーバメヤンは試合後、クラブ公式ツイッター(@fcbarcelona_jp)が公開したインタビュー動画の中で「すごく満足している。今日はとても幸せだ。なんといっても、僕らは試合に勝つことができたから」と喜んだ。

 メスタージャにはアーセナル時代の2019年5月に行われたヨーロッパリーグ準決勝第2戦(○4-2)で訪れ、その時も3得点をマークしている。「最後に(メスタージャへ)来た時もハットトリックを決めたんだ」と振り返るオーバメヤンは「このスタジアムは、ちょっと僕のホームみたいに感じるね」と笑顔を見せた。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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