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ビーレフェルト躍進の原動力に…今季8点目の奥川「上位でも僕たちのサッカーができれば絶対勝ち点3が取れる」

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MF奥川雅也が今季8点目

 ビーレフェルトのMF奥川雅也は19日のブンデスリーガ第23節ウニオン・ベルリン戦でゴール。今季8得点目は決勝点となった。試合後、喜びを語っている。

 前半をスコアレスで折り返すと、後半8分に25歳の日本人MFが躍動。PA右から鋭い右足シュートを放ち、ゴールに突き刺した。この得点が決勝点となり、ビーレフェルトが1-0で勝利。3試合ぶりの白星となった。

 奥川にとって、1月16日の第19節・グロイター・フュルト戦(△2-2)以来のゴール。「試合展開的にけっこうガツガツきている相手で、その中で狭い局面の位置を見つけ、後半早々にゴールを決められたのはチームにとって良かった。僕にとってもここ何試合か(得点に)絡めていなかったので、そういう意味では勢いづけられるゴールになったと思います」とその価値を語った。

 ゴールシーンでは、巧みに相手守備陣の裏を突き、チャンスをモノにした。「僕は左サイドなんですけど、あの展開の中でチャンスがあるなと思った。裏に抜け出したタイミングで、ティムシーが前向きでボールを持っていて。出してくれると思ったスペースにボールが来たので、トラップも良かったですし、あとはゴールに流し込むだけでした」。今季8ゴール目で、得点ランクは11位に浮上した。

 コロナ禍の無観客試合から、スタンドに人が戻り始めた。その姿は奥川の原動力になっているようだ。

「ファンのためにというのが、選手にとって一番の試合での価値。こうやって寒い中、コロナでなかなか難しい環境ですけど、こうやっていっぱい集まって僕たちのために応援してくれるのは、一番活力になります。試合のエネルギーになるので、僕たちが価値を届けられたのはすごく良かったと思います」

 14位ビーレフェルトは26日に3位レバークーゼンと敵地で対戦。順位ではいまだに降格圏が近い状況だが「僕たちが勝てばそこは何も問題ない」と語る。「こうやって順位が上の相手でも僕たちのサッカーができれば絶対勝ち点3が取れる。チーム一丸となって上を見てやっていきたいと思います」とさらなる躍進に意欲を見せた。

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