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美しい崩しからベンゼマ決勝弾!! R・マドリー、GKジダン擁するラージョに大苦戦も勝ち点3獲得

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FWカリム・ベンゼマ

[2.26 ラ・リーガ第26節 ラージョ 0-1 R・マドリー]

 ラ・リーガは26日、第26節を各地で行い、首位のレアル・マドリーラージョを1-0で破った。2022年に入って1分5敗と不調の相手に大苦戦を強いられたが、終盤に美しい崩しからエースFWカリム・ベンゼマが決勝点。2連勝を果たし、2位セビージャ(1試合未消化)との暫定勝ち点差を9に広げた。

 この試合で最初の決定機はR・マドリー。前半24分、DFダニエル・カルバハルからの折り返しを受けたFWマルコ・アセンシオがペナルティエリア内にカットインし、自慢の左足で強烈なシュートを狙った。だが、ここはR・マドリー前監督のジネディーヌ・ジダン氏の次男であるGKルカ・ジダンがスーパーセーブ。ラージョも同26分、左サイドからのクロスからFWセルジ・グアルディオラが惜しいヘディングシュートを放った。

 その後はラージョの守備陣がR・マドリーの攻撃に立ちはだかる時間帯が続き、ラージョのカウンターの機会も増加。前半34分には高い位置でのプレッシングから右サイドを攻め込み、MFアルバロ・ガルシアの左足シュートがゴール真上を襲った。同38分、R・マドリーは右からのパスを受けたベンゼマが決定的なシュートを放つも、DFアレハンドロ・カテナがブロック。試合の均衡は保たれた。

 前半39分、R・マドリーはMFトニ・クロースのCKを起点にMFルカ・モドリッチがクロスを送ると、相手のクリアボールを拾ったモドリッチがクロースに預け、再びクロスを供給。ゴール前で反応したMFカゼミーロが混戦からボレーシュートを突き刺した。ところが、ここでVARが介入。カゼミーロのポジションがオフサイドだったとして、ゴールは認められなかった。

 0-0で迎えた後半はラージョに決定機。10分、左CKからDFマリオ・スアレスのヘディングシュートが枠内を襲うも、GKティボー・クルトワがスーパーセーブで阻む。R・マドリーは同16分、直前にイエローカードを受けたばかりのカゼミーロに代わってMFフェデリコ・バルベルデを投入。同23分、ラージョはDFイバン・バリューのクロスにグアルディオラが頭で合わせたが、わずかに左へ外れた。

 R・マドリーは後半29分、クロースのFKクイックリスタートからバルベルデがスルーパスを送り、モドリッチが右足で狙うも、ポストに弾かれた上にオフサイド。ラージョは同35分、バリューのクロスに途中出場FWラダメル・ファルカオが潰れ、ファーでMFオスカル・トレホとA・ガルシアが立て続けに狙ったが、いずれもクルトワのビッグセーブに阻まれた。

 すると後半38分、ようやくスコアが動いた。R・マドリーはDFエデル・ミリトンの持ち上がりから右サイドを攻め込み、カルバハルとFWロドリゴ・ゴエスのパス交換で局面を打開すると、FWビニシウス・ジュニオールのワンツーで抜け出したベンゼマがフィニッシュ。美しい崩しから無人のゴールに蹴り込み、得点ランクトップ独走の今季19ゴール目が値千金の先制ゴールとなった。

 試合はそのままタイムアップ。苦しんだR・マドリーがなんとか勝ち点3をもぎ取った。

●ラ・リーガ2021-22特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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