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「メンディは世界最高のGKの一人なのに…」元イングランド代表が“PK要員”投入に「馬鹿げている」

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GKエドゥアール・メンディとGKケパ・アリサバラガ

 元イングランド代表でリバプールOBのジェイミー・レドナップ氏が、GKエドゥアール・メンディを交代させたことを「馬鹿げた」決断だと批判している。英『スカイスポーツ』や英『ミラー』が伝えた。

 27日に開催されたカラバオ杯決勝でチェルシーリバプールが対戦。互いがゴールに迫る場面を作り出し、決定的なシュートをメンディとGKクィービーン・ケレハーが好セーブでしのぐなど、見ごたえのある一戦に。

 0-0のまま延長戦を迎え、延長後半も終盤を迎えると、チェルシーベンチが動き、メンディに代えて“PK要員”としてGKケパ・アリサバラガをピッチへと送り込んだ。これまでも度々、PKストップでチームの危機を救ってきたケパだったが、この日は不発。11本のPKをすべて決められ、最後は自身のシュートミスでPK戦10-11の敗戦。チェルシーはタイトルを逃すことになってしまった。

 元イングランド代表のガリー・ネビル氏は「ケパが素晴らしいPKストップの記録を持っていることを知っているが、まだ理解できない。メンディは試合中に抜群のセーブを見せ、雰囲気も感覚もつかみ、体も温まっていた」とメンディとケパの交代を疑問視。また、レドナップ氏も「メンディは世界最高のGKの一人なのに、代わりにケパを起用するなんて馬鹿げている。これで(PK戦に向けて)GKを投入する交代劇が収まればいいんだけどね」と批判した。

 一方で元イングランド代表のジェイミー・キャラガー氏は「UEFAスーパーカップでケパを投入し、チェルシーは勝利した。それも、トーマス・トゥヘル監督が下した決断であることを忘れてはならない」と、この試合同様、メンディから“PK要員”としてケパを投入して勝利を収めた昨年8月のUEFAスーパーカップを例に出して反論している。


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