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若手ウクライナ代表DFからの辛辣な非難を受けロシア代表主将が反論「戦争に反対。日々高まる憎悪にも反対」

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 ロシア代表主将のFWアルテム・ジューバは、ウクライナ代表DFビタリー・ミコレンコからの非難に反論した。

 2月24日にロシア軍のウクライナ侵攻が始まって以降、多くの市民が被害に遭うなど状況は深刻の一途をたどる。これを受け、フットボール界では国際サッカー連盟(FIFA)を中心にロシア代表と同国のクラブチームを主催大会から締め出すなど厳しい制裁に出ている。

 母国が被害を受ける現状を受け、ミコレンコは自身の『Instagram』でジューバをタグ付けして「クソ野郎、お前がアホなチームメイトと一緒に黙っている間、ウクライナで平和を好む市民が殺されている。お前は人生の残りを、お前の子供の人生も地下牢に閉じ込められることになる。そうなれば僕はうれしい」と辛辣な言葉を残していた。

 これに対してジューバは『Instagram』で「イングランドのマンションでのんびり過ごして、不快なことを言っている一部の選手たちへ、こんなことで僕たちを不快にさせることはできない。僕たちはすべてを理解している!」と綴り、反論を繰り広げた。

「今まで、僕はウクライナで起きていることについて話したくはなかった。恐れているからではない。政治の専門家ではないからだ。でも、みんなと同じように僕にも考えがある。僕はいかなる戦争にも反対だ。戦争は恐ろしいことだ」

「それに、日々高まる憎悪にも反対だ。ロシア人であることを恐れてはいないし、誇りを持っている。どうしてアスリートが今苦しまなければいけないのか理解できない。ダブルスタンダードだと思うし、良い気がしない。スポーツと政治を分けろと叫んでいるのに、ロシアのことになるとこの理念を忘れてしまうのか?」

「戦争は恐ろしいものだ。このような状況でこそ、人間は自らの真髄を示す。怒りや悪意のすべてが今、地位や職業にかかわらずすべてのロシア人に向けて注がれている。なぜ何千もの人間が続けざまに侮辱や脅しを書いているんだ!戦争は終わるけど、人間関係はそのままで、元に戻ることは不可能だ。このことを頭に入れていてほしい。みんなに安らぎを!!」
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