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ミランOBが持論「ジルーには驚いた。イブラは重要だが以前のように決定的ではない」

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FWオリビエ・ジルー(左)とFWズラタン・イブラヒモビッチ

 ミランOBのアレッサンドロ・コスタクルタ氏が、11日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、古巣について見解を示した。

 現役時代にミランでプレーし、スクデットやUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)など、のべ24個ものタイトルを獲得したコスタクルタ氏が、今シーズンの古巣について持論を展開した。

「(6日の)ナポリ戦は実力を証明する場となった。いまのミランには、トップクラスのチームとの対戦で、試合を引き寄せ、コントロールする能力がある。今後の日程は少し楽になるが、4月の(インテルとの)コッパ・イタリア準決勝の第2戦やラツィオ、フィオレンティーナとの対戦が正念場になるだろう」

 またコスタクルタ氏は、若手のFWラファエウ・レオンやチームの強みである左サイドなどについて語った。

「レオンはチーム内で最も決定力のある選手だが、ミランは彼の好不調の波の影響を受けている。左サイドの攻撃はよく称賛されているが、常にリスクも左サイドから生まれている。他の選手の安定した守りが、チームのバランスを見つけるカギになるだろう。センターバックに加えて、(サンドロ)トナーリや(イスマエル)ベナセルなどね。彼らは本当に大きく成長した」

 続いてミランOBは、チームのベテラン勢である35歳のFWオリビエ・ジルーや40歳のFWズラタン・イブラヒモビッチに見解を示した。

「ジルーはボールタッチが少ないが決定力がある。驚いたよ。彼のことは、カンピオーネ(王者)であると思っていなかったが、現在、ミランをタイトル獲得へとけん引している。イブラヒモビッチを慰留するべきか? そう思う。彼は(パオロ)マルディーニや(ステファノ)ピオリとともに、ミランが復活する上で重要な人物だった。このチームは彼ら3人のチームであり、彼らの努力の結実だ。だがズラタンが以前のように、決定的な役割を務めることはできないだろう。それでも彼には重みがある」

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