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レアル戦の久保建英を海外メディア称賛「マジョルカのベスト選手」その一方で“対戦相手あるある”も指摘

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レアル戦でスタメン出場したMF久保建英

[3.14 ラ・リーガ第28節 マジョルカ 0-3 R・マドリー]

 MF久保建英の所属するマジョルカは14日、ラ・リーガ第28節でホームにレアル・マドリーを迎え、0-3で敗れた。久保にとっては所属元との一戦。前回対戦の第6節(●1-6)では前半のみのプレーとなったが、今回は後半33分までプレーした。

 レアル専門メディア『デフェンサ・セントラル』は試合後、「クボはレアル・マドリー戦でマジョルカのベストプレーヤーだった」とし、20歳MFのパフォーマンスを称えている。

「タケ・クボにとっては特別な試合だった。マジョルカにレンタル移籍している日本人は、自分のパフォーマンスを精査されることを知っていた。彼の夢は、いつかレアル・マドリーに戻るチャンスを得ることであり、そのためにはクラブ幹部に感銘を与える必要がある」

「彼はマジョルカのベストプレーヤーだった。非常にアクティブで、常にボールを要求し、レアル・マドリーの選手たちは特別な注意を払う必要があった。彼の左足は素晴らしく、誰もそれを疑うことはできない」

「しかし他の選手と同様、時間が経つにつれて、その存在感は薄れていった。(レアルの)対戦相手にはいつも同じことが起こる。最初はテンションが高くても、ハーフタイム後はレベルが下がってしまうのだ」

 同メディアが指摘する通り、首位レアルを相手に前半こそスコアレスと健闘したマジョルカだったが、後半に3失点。久保もゴールに絡むことなく途中交代し、チームは5連敗となった。降格圏内までわずか2ポイント差と、依然として厳しい残留争いが続いている。

「クボは良い印象を残したが、レアル・マドリーで自分の居場所を作るには、まだ先があるのは事実だ。もしかしたらマジョルカは、彼が成功するために最適なチームではないのかもしれない」

 このように指摘する同メディアは「シーズン終了後、このまま(マジョルカが本拠を置く)バレアレス諸島でプレーする価値があるかどうか、または他のオファーに耳を傾けるべきなのかどうかを判断する必要がある」と主張した。

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