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苗字が“戦争”のイタリア人FW、ユニフォーム登録名を変更して「戦争反対」をアピール

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 フェラルピサロ(イタリア3部)に所属するFWシモーネ・グエッラが14日、ユニフォームの名前を「ノー・グエッラ(戦争反対)」に変更して公式戦に出場した。『GOAL』の取材により明らかになった。

 ロシアによるウクライナ軍事侵攻の被害が伝えられる中、世界各地では人々から平和を願う声が上がっている。イタリア3部のフェラルピサロでプレーする32歳FWグエッラもその1人だ。彼の苗字である「グエッラ」は、イタリア語で「戦争」を意味するが、14日のセリエC第31節トリエスティーナ戦に出場した際、自らの登録名に黄金色の「NO(ノー)」を付け足し、「ノー・グエッラ(戦争反対)」と背中に綴られたユニフォームを着用。ドッピエッタ(1試合2得点)を挙げる活躍でチームを3-0の勝利に導くとともに、世界平和をアピールした。

 所属クラブのフェラルピサロも、ツイッター上で試合の模様を実況。「チームは前半を終えてリードしている。“シモーネ・戦争反対”がゴールを決めた!」と発信し、グエッラの試みをサポートした。クラブとグエッラの行動は、ピッチ上の得点よりも美しいゴールとなった。

 なお、このユニフォームは試合終了後、オークションに出品される予定となっており、収益は被害を受けたウクライナの人々の人道支援にあてられる。
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