リバプールのユルゲン・クロップ監督が、終盤戦に迎える超過密日程について苦言を呈した。

　17日に行われたアーセナル戦に2-0で勝利し、プレミアリーグ首位に立つマンチェスター・シティとの勝ち点差を1ポイントとしたリバプール。さらにFAカップ、UEFAチャンピオンズリーグでも勝ち進んでおり、すでに手にしているEFLカップと合わせ、4冠達成に迫っている。

　そこで問題なのがスケジュールだ。プレミアリーグは残り9試合に加え、カップ戦を勝ち進むとさらに試合数が増加し、最大で18試合を戦うことになる。

　FAカップ準々決勝のノッテンガム・フォレスト戦に向けた記者会見で、4冠について質問を受けたクロップは「我々ができることは、目の前の試合に集中することだけだ」とコメント。しかし話が過密日程に及ぶと、次のように語った。

「これは誰かが言っていたことだが、我々が4冠を達成するためにはこれから18試合を戦わなければいけないようだ。考えてみてくれ。プレミアリーグの最終節は5月22日だ。そこから一週間後にチャンピオンズリーグの決勝がある」

「どこで18試合を消化できるというんだ? FAカップの決勝はプレミアリーグ最終戦の前の週にある。つまりは、試合を並べ替えないといけない。カレンダーは特定のチームのために作られたものではない。おそらく公平な作りになっている」

「だからこそ、我々はある時点で決断を下す必要がある」

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