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プレミア通算得点数9位の元イングランド代表FWデフォー、現役引退を発表…「すべては母のおかげ」と感謝綴る

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元イングランド代表のFWジャーメイン・デフォー

 元イングランド代表FWジャーメイン・デフォーが、現役引退を発表した。

 昨シーズンにレンジャーズの10年ぶりとなるリーグ優勝に貢献し、今冬にはリーグ1(英3部)の古巣サンダーランドに加入したデフォー。その後チャンピオンシップ昇格(英2部)を目指すチームの中で7試合に出場した39歳だが、24日にスパイクを脱ぐ決断を下した。19日のリンカーン戦が現役ラストゲームになった。

 これまでのキャリアの中で、イングランド代表として57キャップ20ゴールを記録したデフォー。自身の『Twitter』で「22年間にわたるキャリアを経て、プロフェッショナルのフットボールから引退することを決めた。本当に難しい決断で、家族や親しい人たちとともに議論して下した決断だ」と綴り、思いを続けた。

「1999年の17歳の時にプロとしてデビューし、今が引退するのに適切なタイミングだと感じている。本当に素晴らしい旅で、フットボールを通じてたくさんの素晴らしい人たちに出会えた。フットボールはいつだって僕の血の中にあり、キャリアを振り返ったときに最高の誇りと満足感を与えてくれる。次のチャプターに進む前に友人や家族と有意義な時間を過ごせることを楽しみにしている」

「僕がプレーしたすべてのクラブのファンに感謝している。キャリアを通して受け取ってきた愛情は決して忘れられるものではないし、君たちみんなといつだって特別なつながりを持っている。そして、僕のキャリアの一部だった最高のチームメイトとコーチ、スタッフにも感謝している」

「最後に、僕の母に感謝を伝えたい。あなたが2歳の僕にボールを与えてくれて、夢が実現することを僕に信じさせてくれた。今の僕があるのはすべてあなたのおかげだ。すべてはあなたと神のおかげだ」

 ウェスト・ハム・ユナイテッドでプロデビューを飾ったデフォーは、徐々に頭角を現し、2003年にトッテナムに移籍。2004年にはイングランド代表デビューを飾り、ポーツマス時代を挟み、計11シーズンをトッテナムで過ごした。その後はアメリカに渡るも、イングランドに戻ってサンダーランド、ボーンマスでプレーし、2019年からはスコットランドのレンジャーズに活躍の場を移した。

 特にプレミアリーグでは、歴代9位となる通算162ゴールをマークするなど、イングランドを代表するストライカーとして長年にわたって活躍したレジェンドの1人。プレミアリーグを沸かせた名ストライカーが、ピッチを去った。

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