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マジョルカを率いる元日本代表アギーレ監督が久保建英に期待「ファンを沸かせ、必要とされる選手だ」

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マジョルカ新監督に就任したハビエル・アギーレ

 マジョルカの新監督に就任した元日本代表指揮官のハビエル・アギーレ氏が、チームを率いるにあたっての意気込みなどを語った。スペイン『カデナ・セール』が『エル・ラルゲーロ』でのインタビュー内容を伝えている。

 現在6連敗で降格圏内18位に沈むマジョルカは24日、解任したルイス・ガルシア前監督の後任として、アギーレ氏を招聘したことを発表した。アギーレ氏は過去に母国メキシコ代表や国内外の複数クラブで監督を務め、2014年8月から2015年2月まで日本代表を指揮した経験も持つ。

 今年2月にモンテレイの監督を退任したばかりだったが、マジョルカから打診を受けた際に迷いはなかったという。インタビューの中で「スポーツディレクターから電話があり、興味があるかどうか聞かれたので、私は能力があることを伝えた。5分で解決したよ。人生には、物事を優先するポイントがある」と即決だったことを明かし、マジョルカでの仕事に強い意欲も示している。

「(この機会を)楽しみにしている。時間を無駄にするためでも、楽しい時間を過ごすためでも、日光浴をするためでもない。水着を持ってこなかったので、それは間違いないね(笑)」

 ラ・リーガにはレガネス時代の2020年以来、約2年ぶりの復帰。「スペインリーグを見ていなかったわけではない」と話すアギーレ氏は「モンテレイのスタッフにはマジョルカ出身者が2人いて、試合をたくさん見ていた。次のゲームに向け、怪我人や代表チームから戻ってくる選手の状況を見ながら、どうするかについてはすでに考えている」と、チームのことはある程度把握済みだという。

 また、日本代表MF久保建英が自身にとって重要な存在になるかどうかを聞かれると、「そうでなければならない。彼は際立った選手で、違いを生み出している。テクニックがあってドリブルもでき、ファンを沸かせるような選手であり、今必要とされている選手だ」と期待を込めた。

 残留圏内の17位とは残り9試合で1ポイント差。アギーレ氏は「私は他にも勝ち点で12、13と差がついたり、もっと困難な経験をしてきている」と意に介さず、1部生き残りに向けて巻き返しを誓った。

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