バルセロナFWウスマン・デンベレが改心したようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

　今季限りでバルセロナとの契約が終了するデンベレ。契約延長のオファーをデンベレ側が拒否したことで、クラブ側は移籍金の発生する今冬での放出を目指した。パリSGなど複数のクラブが移籍先の候補に挙がったものの、最終日までに契約がまとまらずに残留が決まった。

　バルセロナとの新契約もまとまらず、クラブから冷遇される可能性も報じられたが、その後はピッチ上で躍動。ブーイングを浴びせていたサポーターも、ハイパフォーマンスを披露するデンベレに拍手を贈るほどになった。

　そして、デンベレ自身の姿勢にも変化があったようだ。これまでは夜遅くまでTVゲームに没頭して練習に遅刻したり、クラブの規則を破ったりし、今季途中から就任したシャビ・エルナンデス監督が復活させた罰金制度の最初の“犠牲者”となるなど問題児ぶりが報じられてきた。

　しかし、デンベレはシャビ監督がチームに与えた休日を利用して、トレーニングのために練習場に姿を現したという。就任当初から「ウイングであれば彼は世界最高の選手になれる」とポテンシャルの高さを認めていたシャビ監督の下、改心したと思われるデンベレに対し、クラブは契約更新に向けて再び動き出したと報じられている。

---

●ラ・リーガ2021-22特集