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「ヨシダは不運もあった」サンプドリア指揮官、失点に絡んだ途中出場の吉田麻也を擁護

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日本代表DF吉田麻也

 サンプドリアの指揮官マルコ・ジャンパオロが、11日のボローニャ戦終了後の記者会見において日本代表DF吉田麻也を擁護した。イタリアのサッカー情報サイト『TUTTOmercatoWEB』が伝えている。

 16位のサンプドリアは11日、セリエA第32節においてボローニャと敵地で対戦。前半はスコアレスのままで折り返したが、60分にアレックス・フェラーリに代えて吉田を投入した直後に失点し、76分には日本代表DFのクリアミスからマルコ・アルナウトビッチにドッピエッタ(1試合2得点)を許して0-2で敗れた。

 ジャンパオロ監督は試合終了後、チームのパフォーマンスを振り返っている。

「序盤の15分間のパフォーマンスは良かったが、その後はビルドアップに苦しむようになった。後半は良い形で入っていつもより良いパス回しもできていたが、最高の時間帯に失点してしまった。すると修正する時間もないままに2点目を奪われてしまった」

 サンプドリア指揮官は60分のフェラーリと吉田の交代が守備陣のバランスを崩したのではないかとの指摘を受けると、日本代表主将を擁護しつつ自身の見解を示した。

「フェラーリは素晴らしい試合を見せていたがトラブルが発生した。DFが冷静に試合に入るのは難しい。ヨシダは不運でもあった。ただ、選手個人について話をするつもりはない。エピソードが命取りとなってしまったが、チームはあの瞬間まで私が監督に就任して以降、最高の試合を見せていたんだ」

 現在、32試合を終えて降格圏のベネチア(消化試合が1試合少ない)やジェノアとは、7ポイント差となっているサンプドリア。次戦では、残留争いのライバルである最下位サレルニターナとの対戦を迎える。ジャンパオロ監督は、「次戦も含めてすべての試合が重要になる。メンタルおよびフィジカルの両面で素早くエネルギーを回復し、次戦へ準備していきたい」と語った。

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