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フルハムのプレミア復帰が決定!! 5季連続“エレベーター”昇降格、エースFWミトロビッチは金字塔40戦40ゴール

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FWアレクサンドル・ミトロビッチが2ゴール

[4.19 EFLチャンピオンシップ第43節 フルハム 3-0 プレストン]

 EFLチャンピオンシップ(イングランド2部)は19日、第43節を行い、プレストンを3-0で下した首位のフルハムが2シーズンぶりのプレミアリーグ昇格を決めた。4試合を残して自動昇格圏の2位以内が確定し、直近5シーズンで3度目の昇格となった。

 前節ではダービーに敗れて今季初の2連敗を喫し、昇格お預けとなっていたフルハム。それでもこの日はリーグ最多95ゴールを記録してきた最強の攻撃陣が猛威を振るった。

 まずは前半9分、セルビア代表FWアレクサンドル・ミトロビッチがDFジョー・ブライアンのスルーパスに反応し、左足で決めた。ミトロビッチは今季39ゴール目。FWイバン・トニー(ブレントフォード)が昨季樹立したチャンピオンシップ史上最多記録(31ゴール)を大幅に更新中のエースがチームの攻撃に火をつけた。

 さらに前半34分、自陣からのロングフィードにミトロビッチが競り勝つと、MFニースケンス・ケバノが左サイドを突破。グラウンダークロスからMFファビオ・カルバーリョが追加点を奪った。ポルトガル出身19歳のカルバーリョは今季9点目。スピードと技術を兼ね備え、来季リバプールへの加入が確実視されているアタッカーも結果を出した。

 そして前半41分、今季リバプールから獲得したMFハリー・ウィルソンのパスに反応したミトロビッチが右足でゴールを打ち抜き、この日2点目。今季40試合目の出場にして40得点の大台に乗せた。後半は主導権を握りながらもなかなかチャンスを決め切れない展開が続いたが、相手の反撃を許さずタイムアップ。ホームのクレイブン・コテージが歓喜に沸いた。

 フルハムは2017-18シーズン以降、毎年プレミアリーグとチャンピオンシップを行き来し続けており、ここ5シーズンで3度目の昇格。過去2回はいずれも3位〜6位で争うプレーオフを制しての昇格だったが、今回はチャンピオンシップ制移行後初の自動昇格となった。なお、過去2回の昇格時はいずれも1年で降格しており、来季は“エレベーター”状態を脱却するための戦いとなる。

▼直近5年間のフルハム
17-18 チャンピオンシップ3位 昇格(PO優勝)
18-19 プレミアリーグ19位 降格
19-20 チャンピオンシップ4位 昇格(PO優勝)
20-21 プレミアリーグ18位 降格
21-22 チャンピオンシップ1位(第43節時点) 自動昇格

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