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V奪還へのカウントダウン…R・マドリー、ベンゼマPK2本失敗でも3発快勝!

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決勝ゴールのFWマルコ・アセンシオ

[4.20 ラ・リーガ第33節 オサスナ 1-3 R・マドリー]

 ラリーガは20日、第33節を各地で行い、レアル・マドリーオサスナを3-1で破った。後半にはエースFWカリム・ベンゼマが2本のPKを止められる場面もあったが、普段は先発機会が少ないサブメンバーも躍動し、2シーズンぶりの優勝にまた一歩前進した。

 セビージャとの天王山となった前節では0ー2からの逆転勝ちを収めたR・マドリー。中3日での今節はDFナチョ・フェルナンデス、MFダニ・セバージョス、MFエドゥアルド・カマビンガ、FWロドリゴ・ゴエスら普段は先発機会の少ない選手が起用された。

 試合は前半12分、R・マドリーが先手を取った。敵陣左サイドでのFKをアセンシオが小さく出し、セバージョスがクロスボールを配給。ファーに走り込んだベンゼマの折り返しにDFダビド・アラバが反応すると、ワンタッチシュートはGKセルヒオ・エレーラに止められたが、跳ね返りを再びアラバが押し込んだ。アラバは昨年10月24日のバルセロナ戦に続く加入後2ゴール目となった。

 それでも前半13分、ホームのオサスナも意地を見せた。MFホン・モンカヨラ}の鋭いサイドチェンジを起点にMFチミー・アビラが右サイドを攻め上がると、地を這うような弾道のクロスボールをゴール前へ。DFナチョ・フェルナンデスに当たったボールは軌道が変わったが、ファーに詰めたFWアンテ・ブディミルがワンタッチで決めた。マジョルカでMF久保建英と共にプレーしていたストライカーはこれで5試合連続ゴールとなった。

 その後はR・マドリーが主導権を握り、オサスナはコンパクトな守備ブロックで対応。ところがR・マドリーは前半45分、右サイドを深く攻め上がったアセンシオが横パスを突き刺し、受けたカマビンガが浮き球パスをゴール前に入れると、上手く抜けたセバージョスのスライディングシュートはGKエレーラに阻まれたが、跳ね返りをアセンシオが決めて勝ち越しに成功した。

 後半はR・マドリーに多くの見せ場。だが、この日はエースが沈黙した。後半6分、ロドリゴが相手のハンドを誘ってPKを獲得するも、ベンゼマのキックはエレーラがスーパーセーブ。さらに同13分にもロドリゴが倒されてPKを得たが、エレーラがキック方向を右に指示する駆け引きを仕掛けてきた中、同じ左を選んだベンゼマのキックはまたも相手守護神に阻まれた。

 しかし、この日のR・マドリーはチームで結果を残した。オサスナの攻撃を安定した守備ブロックで凌ぐと、後半アディショナルタイム5分にカウンターからダメ押し点。途中出場のFWビニシウス・ジュニオールが左サイドを攻め込み、横パスをDFルーカス・バスケス がダイレクトで決めた。

 この白星によって2位アトレティコ・マドリーとの勝ち点差は17に広がり、2試合消化の少ないバルセロナとの勝ち点差も18。残り5試合、2シーズンぶり優勝へのカウントダウンが始まった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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