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イタリア代表FWが振り返るW杯予選敗退「とてつもない失望と沈黙。魔法は消えた」

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サッスオーロに所属するイタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリ

 サッスオーロに所属するイタリア代表の22歳FWジャコモ・ラスパドーリが、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じた際、アッズーリのワールドカップ(W杯)予選敗退を振り返った。

 昨夏に1年遅れで開催されたEURO(ユーロ)2020において、ロベルト・マンチーニ率いるイタリア代表メンバーにサプライズ選出され、ヨーロッパ王者に輝いたラスパドーリ。22歳の若きサッスオーロFWは、元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスらに憧れていることを明かした。

「(セルヒオ)アグエロやテベス、(ウェイン)ルーニーのように走り回るFW、闘志のあるカンピオーネ(王者)に憧れている。闘志は自分の限界を超えるために重要な要素だよ」

 またラスパドーリは、3月に行われたカタールW杯欧州予選プレーオフを回想。格下の北マケドニアにまさかの敗北を喫し、本大会出場を逃した無念を口にした。

「完全なる沈黙ととてつもない失望を感じた。人間として素晴らしいチームメートたちがいたことが幸いだった。僕ら若手を慰めてくれたよ。試合中は、いろんなことが最高の形でかみ合っていないのが分かっていた。もっとできるはずだと感じていた」

「もう過ぎてしまったことだし、EUROの熱狂とともに、W杯予選敗退の失望は消化できた。それでも、再び経験したいと思うような感動や、二度と味わいたくない苦しみは、自分の心の中に閉まって覚えておくべきだ。なぜ大勝利を収めたのか、なぜ敗退してしまったのか、過去の分析は必要であり、重要だ」

「ただ敗退に明確な理由は見当たらない。僕らは少し熱意を失っていたのかもしれない。幸運とか、不運とかの話ではないと思う。EUROでは、超越する何かが僕らに力を与え、魔法が生まれたが、その後、その魔法は消えてしまった」

●カタールW杯欧州予選特集
●カタールW杯各大会予選一覧
●2022W杯カタール大会特集ページ
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