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R・マドリーが2季ぶり35回目のラ・リーガ制覇!! 主力温存も4発完勝、4試合残して貫禄フィニッシュ

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胴上げされるカルロ・アンチェロッティ監督

[5.1 ラ・リーガ第34節 R・マドリー 4-0 エスパニョール]

 ラ・リーガは30日、第34節を行い、レアル・マドリーが4試合を残して2シーズンぶり35回目の優勝を決めた。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝に備えてターンオーバー布陣で臨んだが、大量4ゴールでエスパニョールに4-0で勝利。カルロ・アンチェロッティ監督は史上初めて欧州5大リーグをすべて制した指揮官となった。

 この試合に引き分け以上でリーグ優勝が決まるR・マドリーだが、26日にマンチェスター・シティとの欧州CL準決勝第1戦(●3-4)を終えたばかり。逆転に期待がかかる5月4日の第2戦に備えてエースFWカリム・ベンゼマら多くの主力を温存し、FWマリアーノ・ディアス、MFダニ・セバージョス、DFマルセロ、DFヘスス・バジェホらを起用した。またシステムも4-2-3-1に変更。欧州CL第1戦を欠場したMFカゼミーロを負担の少ないCBに置くなど、明らかなターンオーバー布陣となった。

 それでもR・マドリーは優位に試合を進め、立ち上がりからチャンスを創出した。まずは前半12分、ショートコーナーを受けたモドリッチのパスをセバージョスが受け、とっさに浮かせたボールをカゼミーロが頭で折り返すと、マリアーノがヘディングシュート。だが、これは左のゴールポストに阻まれる。同22分、モドリッチの浮き球パスにまたもマリアーノが合わせたが、決定的なヘディングシュートは枠を外れた。

 それでも前半33分、R・マドリーは左サイドでボールを受けたFWロドリゴ・ゴエスがインサイドを取ったDFマルセロに預け、さらに内側を回ると、リターンパスをもらってカットイン。最後は鋭い振りで相手DFの股下を射抜き、グラウンダーのシュートをゴール右隅に突き刺した。さらに同43分、マリアーノが敵陣深くで奪ったボールをロドリゴが拾い、足裏を使ったフェイクから右足シュート。今度はゴール左隅に蹴り込み、リードを2点に広げた。

 後半はエスパニョールが勢いを増し、サラ賞(スペイン人得点王)候補のFWラウール・デ・トマスが何度もゴールに迫る。だが、次のゴールもR・マドリー。モドリッチのボール奪取でカウンターを始め、MFエドゥアルド・カマビンガがドリブルで長い距離を攻め上がると、ラストパスを受けたFWマルコ・アセンシオが右足で押し込んだ。アセンシオはこれで今季10ゴール目。自身キャリアハイの数字を積み上げた。

 後半15分にはカゼミーロ、モドリッチ、マリアーノを下げ、ベンゼマ、MFトニ・クロース、MFイスコを投入。カマビンガを最終ラインに下げ、主力の試運転を含めてテスト色の強い起用となった。それでも勢いは落ちずに同25分、右に流れたベンゼマを起点にDFルーカス・バスケスがイスコとのワンツーでゴール前に走り込む。だが、シュートはわずかに左へ外れた。

 それでも後半26分、R・マドリーは自陣でのボール奪取からカウンターを仕掛け、イスコのスルーパスにベンゼマが反応。エリア左でタメをつくり、ラストパスをイスコが左足ダイレクトで突き刺した。ところがここでVARが介入。イスコのシュートの際、オフサイドポジションのロドリゴがGKの視界を遮っていたと判断され、ゴールは取り消された。

 不運な形で4点目を逃したR・マドリーは後半30分、カマビンガとロドリゴを下げてFWビニシウス・ジュニオールとDFマリオ・キラを投入。21歳のマリオ・ギラはこれがトップチームデビューとなった。そして同36分、左を攻め上がったビニシウスのパスをベンゼマが左足で押し込み4点目。ホームのサポーターがウエーブを繰り出す中でそのままタイムアップを迎え、サンティアゴ・ベルナベウは歓喜に包まれた。

 R・マドリーはこれで2位セビージャとの勝ち点差を17、1試合消化の少ない3位バルセロナとの勝ち点差を18に広げ、残り4試合でラ・リーガ制覇を決定。マルセロはR・マドリー通算24回目のタイトル獲得となり、クラブ史上単独トップに立った。またアンチェロッティ監督はセリエA(ミラン)、プレミアリーグ(チェルシー)、リーグ・アン(パリSG)、ブンデスリーガ(バイエルン)に続いてラ・リーガでも優勝し、史上初めて欧州5大リーグを制した監督となった。

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