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アンチェロッティ、ラ・リーガ優勝&CL決勝進出を祝わなかったベイルについて…「私たちと距離を置いているわけじゃない。背中の痛みで動けないんだ」

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レアル・マドリーカルロ・アンチェロッティ監督

 レアル・マドリーは7日にラ・リーガ第35節、敵地ワンダ・メトロポリターノでのアトレティコ・マドリー戦に臨む。前日会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督は、すでにラ・リーガ優勝を決めている状況で、ティボ・クルトワではなく、アンドリー・ルニンにゴールを守らせることを宣言している。

「チームの状態はとても良いよ。2日の休みがあったし、スタメンについては明日考えることになる。最高のチームを構成しようと思っているが、確実なのはルニンがプレーすることだ。(負傷中の)アラバとアザールは間に合わず、それとベイルとイスコも欠場することになる」

 アトレティコはこの試合でレアル・マドリーに対して花道を行わないことを決定したが、アンチェロッティ監督はどう受け止めているのだろうか。

「イタリア人にはそうした習慣がないからね。それぞれが感じるままの行動を行えばいいし、私たちは敬意を払うだけだ。彼らは近所のクラブ、友人のクラブであり、私たちは敬意を払っているよ」

 ラ・リーガ優勝を決めたエスパニョール戦及び優勝セレモニーに参加しなかったベイルは、シティ戦でチャンピオンズ決勝進出を祝うこともなかった。アンチェロッティ監督曰く、背中を痛めているとされる同選手は動ける状態ではないという。

「私たち全員がベイルに愛情を持っている。彼がいなかったのは動けなかったからだ。私も同じ経験をしたことがある。背中を痛めると動くことができなくなるんだよ。良い状態であれば、彼は練習に参加しているさ」

「彼は私たちと距離を置いているわけではない。そうではなく、動けないんだよ」

 アンチェロッティ監督はその一方で、二冠達成の可能性がある同チームの最大の長所として、謙虚さを挙げている。

「このグループの第一のクオリティーは謙虚さだ。ここに傲慢な選手はいない。傲慢であることは欠点ではなく、ときに助けにもなる。が、このチームは謙虚な選手たちで構成されており、自分をほかよりも重要な存在と考えることがない。出場機会が少なくても、その謙虚な姿勢を貫けるんだよ。それと、このユニフォームの重み、というものもあるだろうね」

『アマゾン・プライム』とのインタビューで、マドリー退団をもって指導者のキャリアを終えることを明言したアンチェロッティ監督は、本当にそう考えていることを強調した。

「これより後に、今以上素晴らしいことは待ち受けていないと思う。私はここに長い間いて、楽しみたいと考えているんだ。その後は夫、祖父、ファンになるんだよ。とにかく今はできるけ長く楽しみ、勝利をつかんでいきたい」

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