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D・アウベス「バルサの間違いはフットボールの流行に乗ってしまったこと。選手の売り買いより下部組織を重視すべき」

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バルセロナのDFダニエウ・アウベス

 バルセロナのDFダニエウ・アウベスが、同クラブの本来在るべき姿について力説している。

 今季、5年ぶりにバルセロナ復帰を果たしたD・アウベス。スペイン『マルカ』とのインタビューに応じたブラジル人DFは、最初に在籍していた頃からバルセロナがどのように変化したかについて問われ、クラブが確立されている哲学を反故にしてフットボールの潮流に乗ってしまったことを指摘している。

「自分の思うバルサの変化は、フットボール界の流れに乗ってしまったところだ。フットボールは変化していき、クラブはその流れに乗るという過ちを犯してしまった。でも本来、クラブに確固としたベースがあるならば流行を追いかける必要はないし、追いかけてしまえば逆に脆くなってしまうものなんだよ」

「バルサは下部組織からチームを構築していくべきだし、それこそが強みのはずだろう。フットボールは変わっていくものだが、選手を買ったり売ったりするのはバルサじゃないだろう!下部組織を救い出して、そこを強みにしなくてはいけない。それからディテールの部分で移籍市場を利用すべきだ。とにかく今のバルセロナは、過去にあったものを取り戻そうしているよ」

 今季、シャビ・エルナンデス監督就任とともに上昇気流に乗ったバルセロナだが、クラシコで4-0勝利を果たした後に調子を落としていった。D・アウベスは、チームにとって最も重要なのが、安定性を獲得することだと説いている。

「ベルナベウで勝利したから最高のチームというわけではないし、カディスに負けて地に落ちたわけでもない。最後に物言うのは、シーズンを通した軌跡なんだ。僕はスペインでプレーするチャンスを与えてくれた、本当に称賛する監督から教えてもらったことがある。ホアキン・カパロスは、いつも僕にこう言っていた。『私は2も1も3も10も9もほしくない。7をくれよ』と」

「彼はいつも7が好きだった。シーズンを通して、7の選手が好きだったんだ。僕にとっても7は完璧な数字だ。9か10に届くこともあるが、でも7より下がってはいけない。僕のメンタリティーは、その7にこそあるんだ。そして強いメンタリティーを持つ選手たちは、より長くプレーできるし、信じられないことを成し遂げてしまうんだよ」

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