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左SB?ソン・フンミン対策?3バック?冨安健洋のトッテナム戦起用法に英記者が激論

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DF冨安健洋とFWソン・フンミン

 トッテナム戦のアーセナルDF冨安健洋の起用法について、イギリス『football.london』に寄稿するライターたちが議論を交わしている。

 激しいトップ4争い真っ只中のアーセナル。現在勝ち点66で4位につけているが、12日には第22節の延期分で4ポイント差の5位トッテナムと激突する。勝てば6シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場が決定する、今季最も重要な“ノース・ロンドン・ダービー”だ。

 そんな一戦へ向け、冨安の起用法に注目が集まっている。これまで右サイドバックとして活躍を続けてきた日本代表DFだが、前節リーズ戦(2-1)では加入後初めて左サイドバックとしてフル出場。安定したパフォーマンスで、現地でも称賛の声があがっている。

『football.london』のアーセナル担当ライターたちは、大一番を前にそれぞれがスタメンを考察。その中でトム・キャントン氏は「サイドバックは私の選択で最も重要になる。フィットネスが万全であるとすれば、右にベン・ホワイト、左に冨安。中央にロブ・ホールディングとガブリエウだ。これなら前に出すぎる選手もおらず、強固な土台を築いてトッテナムの前線に対処できる」と綴った。

 またベイリー・キーオ氏は「トッテナム戦は守備的なメンタリティで臨む必要がある。ホールディングに代わってホワイトがガブリエウとコンビを組む。彼らはハリー・ケインに対して効果的だった。冨安とセドリック・ソアレスがポジションを入れ替える。冨安はソン・フンミンの脅威を無効化する役割を担う必要があるからね」と、相手エースを抑えるプランを説明している。

 さらにカヤ・ケイナック氏は「攻撃の強みを活かしつつも、守備で相手にチャンスを与えない。私なら5バックを選択する。(3CBの)左に冨安、中央はガブリエウ、右はホワイト。左右のCBは必要であればワイドへ流れても問題ないし、2人共に対人守備は抜群だ」と指摘。最後に、アーセナルのチーフ記者であるクリス・ウィートリー氏は以下のように分析した。

「リーズ戦で強固な守備基盤を築きそれが機能したことを考えれば、もう一度全く同じことをやってみたい。つまり冨安が左、セドリックが右だ。唯一の変更点は、ホールディングに代わりホワイトになる」

 運命の一戦で、ミケル・アルテタ監督はどのようなディフェンスラインを選択するのだろうか。決断に大きな注目が集まっている。

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