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ドンナルンマが明かす「ナバスとの交替制はつらかった。イタリアはW杯へ行くべきだった」

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パリSGのGKジャンルイジ・ドンナルンマ

 パリSGに所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが、フランスメディア『France 24』のインタビューに応じ、シーズンを振り返った。

 23歳のドンナルンマは昨夏、下部組織時代から過ごしたミランを退団。フリーでPSGへと移籍し、新たな環境での飛躍を目指した。新天地では、コスタリカ代表GKケイロル・ナバスと出場機会を分け合い、リーグ・アンでの出場は16試合にとどまったが、自身にとって初めてとなるリーグ優勝のタイトルの獲得を喜んだ。一方でGKの交替制に不満を示した。

「最高だよ。僕にとって初のリーグ戦のタイトルなんだ。PSGで初めてのトロフィーを獲得することができてとても幸せに感じている。常に上を目指す野心のある偉大なクラブに所属していることを誇りに思う。だが僕にとってイタリア国外での初めての経験で、新しい街で新しいクラブでのスタートだったので簡単ではなかった。だが自分にはもっとできるように感じている。今シーズンは半分しかプレーできず、一筋縄ではいかなかった」

「ケイロルとは最高の関係を築いている。2人とも好青年なので状況を理解しているが、つらかった。これは彼にとっても同じだ。チーム全体とともに、僕ら2人が上手く状況をコントロールしたと言える。だが来シーズンは交替制を敷くべきではない。クラブは決断を下すことになるだろう」

 またイタリア代表GKは、PSGのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)敗退につながったレアル・マドリー戦のFWカリム・ベンゼマのゴールシーンを振り返り、自身の見解を示した。

「あのゴールは有効ではなかった。だが他の部分をもっと上手くやるべきだった。とてもがっかりしたが、前へ進まなければならない。こだわったところで、どこへもたどり着けない。落ち着いてできることをやっていくだけだ。そうすれば結果もついてくる。僕らには優勝できる力がある。また優勝を目指してCLに出場することを楽しみにしている」

 最後にドンナルンマは、2022年カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフで敗れ、2大会連続で本選を欠場することになったイタリア代表について語った。

「とてもつらかった。敗退直後の数日間は非常に厳しいものだった。だが過去に戻ることはできない。EURO(ユーロ)では信じられないような成績を残し、歴史に残るはずだ。イタリアはW杯へ行くべきだったが、実現できなかった。しかし前を向き、再出発しなければならない」

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