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リバプールが今季2冠目! PK戦の末にチェルシー下し、16季ぶり8度目のFA杯制覇

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FA杯決勝は激戦に

[5.14 FA杯決勝 チェルシー 0-0(PK5-6) リバプール]

 FAカップ決勝が14日に行われ、チェルシーリバプールが激突した。試合は前後半をスコアレスで折り返すと、延長戦でも決着がつかずPK戦に突入。リバプールが6-5で制して8度目の優勝を手にした。

 4シーズンぶり9度目の優勝を狙うチェルシーは3年連続の決勝進出。対するリバプールは16季ぶり8度目の優勝を目指し、2011-12大会以来のファイナルに辿り着いた。カラバオカップ決勝と同カード(チェルシー 0-0/PK10-11 リバプール)となった一戦は、試合開始からリバプールがボールを握る。

 前半8分には、DFトレント・アレクサンダー・アーノルドが対角にスルーパスを送ると、左サイから抜け出して来たFWルイス・ディアスがボックス内に侵入。しかし、GKエドゥアール・メンディの股を狙ったシュートはわずかに触られてゴールネットを揺らすことはできなかった。

 チェルシーは前半23分、右サイド高い位置でボールを受けたMFメイソン・マウントのグラウンダーのクロスにMFクリスチャン・プリシッチが合わせるも、シュートはゴール左に外れる。さらに同28分にはペナルティーエリア内でスルーパスを受けたDFマルコス・アロンソが滑り込みながらゴールを狙うも、ここはGKアリソン・ベッカーに防がれて得点とはならなかった。

 すると、ここでリバプールにアクシデント。前半31分、先発出場からここまでプレーをしていたFWモハメド・サラーが座り込んでしまう。プレー続行不可能とり、同33分にMFディオゴ・ジョタとの交代でピッチを後にした。リバプールは前半45分に左サイドDFアンドリュー・ロバートソンのクロスにニアサイドに走り込んだジョタが合わせるも枠を捉えることができない。

 試合はスコアレスで前半を折り返した。すると、後半は立ち上がりからチェルシーペース。だが、立て続けにゴールに迫るも、ここはアリソンが立ちはだかりゴールを割らせない。苦しい時間帯を耐えて落ち着きを取り戻したリバプールは後半7分にL・ディアスがペナルティーエリア手前でボールを受け、反転から右足を振り抜く。しかし、シュートはゴール左に逸れ、ネットを揺らすことはできなかった。

 後半が進むにつれて徐々に熱を帯びていく試合。前半とは打って変わって互いに決定機の数が増えていった。しかし、ボックス外からのシュートはゴールを捉えることができない。刻一刻と時間だけが過ぎていった。

 リバプールは後半38分にペナルティーエリア内右でFWサディオ・マネからのボールを受けたL・ディアスが右足を振り抜くもシュートはゴール右のポストを直撃。同39分には右サイドのMFジェイムズ・ミルナーからのクロスにロバートソンがファーサイドで合わせたがこちらもポストに弾かれてゴールを決めることができなかった。

 後半45分には再びL・ディアスがシュートを放ったが、こちらも枠を捉えることができない。試合は90分間で決着がつかず、延長戦にもつれ込んだ。延長戦もスコアが動かないまま時間が進むと、互いに決定打を繰り出せず、PK戦に突入。両チーム1人ずつが失敗して迎えたサドンデス2周目で勝負あり。リバプールが6-5で制して優勝を飾った。

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