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久保マジョルカが劇的勝利で降格圏脱出!! 最終節勝てば自力残留

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FWベダト・ムリキ(写真手前)が先制ゴール

[5.15 ラ・リーガ第37節 マジョルカ2-1ラージョ]

 ラ・リーガは15日、第37節を各地で行い、MF久保建英所属のマジョルカラージョに2-1で勝利した。引き分け以下では残留に黄信号が灯る中、後半アディショナルタイム2分にFWアブドン・プラッツが決勝ゴール。他会場で引き分けたカディスと勝ち点で並び、直接対決の成績で降格圏を脱出した。久保は後半19分から途中出場した。

 マジョルカは敵地で勝ち点1を奪った前節のセビージャ戦(△0-0)に続き、5-3-2のフォーメーションを採用。守備的なシステムで序列が下がった久保は2試合連続でベンチスタートとなり、MFイ・ガンインも引き続き先発を外れた。クリエイティビティを持つ選手がピッチ上に少ない中、いかに少ないチャンスを活かすかが焦点となった。

 それでも前半12分、マジョルカが試合を動かした。FWベダト・ムリキのポストプレーで前線で起点をつくり、攻撃の糸口を切り開くと、MFサルバ・セビージャが左サイドに展開。パスを受けたDFハウメ・コスタがドリブルで持ち上がってクロスを送り、ゴール前に入っていたムリキが高い打点のヘディングシュートを叩き込んだ。

 その後はラージョがボールを握ったものの、5バックでしっかりと守備ブロックを組むマジョルカはなかなか崩されない。それでも後半5分、左CKからFWラダメル・ファルカオがヘディングで狙い、GKマヌエル・レイナを強襲。そして同15分、MFアルバロ・ガルシアの右CKにMFパテ・シスが頭で合わせ、同点に追いついた。

 残留に向けて苦しくなったマジョルカは後半19分、J・コスタとMFアントニオ・サンチェスに代わって久保とMFダニ・ロドリゲスを投入。するとチームは再び勢いを取り戻し、同25分には久保がミドルレンジから強烈なボレーシュートを放った。

 なおも攻めるマジョルカは後半40分、久保がゴール正面でパスを受け、ドリブルで右に流れながら右足でシュート。だが、これは枠を外れる。同アディショナルタイム1分、途中出場MFイ・ガンインのFKも外れ、万事休すかと思われた。

 ところが後半アディショナルタイム分、マジョルカは右に開いたDFパブロ・マフェオがクロスボールを送ると、ゴール前でイ・ガンインが頭でそらし、ファーでA・プラッツがトラップ。右足シュートを放ち、相手DFに当たったシュートがネットを揺らした。このまま試合はタイムアップ。マジョルカが劇的勝利で降格圏を脱出した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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