beacon

“Wパシージョ”で大団円…リーガ王者レアルvsコパ覇者ベティスの最終節はドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加

交互に“パシージョ”(花道)で祝福

[5.20 ラ・リーガ第38節 R・マドリー 0-0 ベティス]

 ラ・リーガは20日、最終第38節を行い、レアル・マドリーベティスと0-0で引き分けた。35度目のリーグ制覇を果たしたR・マドリーは26勝8分4敗の勝ち点86でシーズンを終了。今季コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)を制したベティスは19勝8分11敗の勝ち点65で5位フィニッシュを果たした。

 優勝が決まってからの直近3試合はターンオーバーを続けていたR・マドリーだが、今月28日にUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝のリバプール戦を控える中、この最終節にベストメンバーとみられる布陣を持ってきた。相手はコパ・デル・レイ覇者のベティス。試合前には両チームのタイトル獲得を祝し、互いにパシージョ(花道)のセレモニーを行った。

 試合は前半8分、R・マドリーはDFフェルラン・メンディのクロスを収めたFWカリム・ベンゼマがシュートを狙うも、DFマルク・バルトラがブロック。跳ね返りを拾ったMFトニ・クロースのボレーも右に外れた。対するベティスは20分、敵陣でのMFナビル・フェキルの即時奪回からFWウィリアン・ジョゼが右足シュート。これも左に外れた。

 前半はなかなか両チームとも決定機がなく、そのまま後半へ。R・マドリーは後半開始時、MFカゼミーロとクロースに代え、MFエドゥアルド・カマビンガとMFフェデリコ・バルベルデを投入。CL決勝に向けて主力選手の試運転を行う。その後は試合を優位に進め、ベンゼマやバルベルデが次々に強烈なシュートでGKルイ・シルバを強襲した。

 それでもなかなか試合は動かず、R・マドリーは後半25分、今季限りで退団濃厚と報じられているDFマルセロとMFイスコを投入。ホームの観衆からは大きな歓声が送られた。同35分過ぎ、R・マドリーはベンゼマが次々にシュートチャンスを作ったが、枠を捉えることができなかった。

 すると後半42分、ベティスにビッグチャンス。途中出場のMFホアキン・サンチェスのドリブルを起点にカウンター攻撃を仕掛けると、今季限りで退団が決まっているMFクリスティアン・テージョが右サイドを突破し、ファーサイドにクロスボールを送り込む。これをFWボルハ・イグレシアスが中央に折り返し、ホアキンが反応。しかし、左足ボレーは枠を外れた。

 終了間際にもR・マドリーはベンゼマに決定機が訪れたが、シュートはまたしても枠を外れ、そのまま試合はタイムアップ。R・マドリーは優勝が決まってからの4試合を1勝2分1敗で終え、多くのメンバーの試運転を完了した状態で欧州CL決勝に備えた。

●ラ・リーガ2021-22特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP