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特筆はPKゼロの決定力…アジア人初のプレミア得点王ソン・フンミン「信じられない。子どもの頃の夢がいま手元にある」

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FWソン・フンミンがアジア人選手で初のプレミアリーグ得点王に

[5.22 プレミアリーグ第38節 ノリッジ 0-5 トッテナム]

 トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンは最終節で2ゴール。今季23得点目を記録し、リバプールFWモハメド・サラーと並んで、アジア人選手として初のプレミアリーグ得点王に輝いた。

 前節終了時点で、得点ランク首位はサラー(22得点)、2位がソン・フンミン(21得点)。韓国代表FWはチームのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権と自身の記録を懸け、最終節に臨んだ。

 トッテナムは序盤から得点を重ね、前半を2-0で折り返す。しかし、エースの得点はまだない。すると、さらに味方が得点を挙げて3-0で迎えた後半25分、待望のゴールが生まれる。FWハリー・ケイン、MFルーカス・モウラからのパスを受けたソン・フンミンが右足シュートで今季22点目。さらにその5分後には、L・モウラのFKのこぼれ球を、ソン・フンミンが仕留め、今季23点目とした。

 他会場のサラーもゴールを挙げたため、23得点でサラーとソン・フンミンが得点王となった。アジア人初の快挙となったソン・フンミン。特筆すべきはその決定力だ。サラーが5得点をPKで挙げたのと比較し、ソン・フンミンはPKは0本。ケインとの“ゴールデンコンビ”でプレミアリーグ屈指の点取り屋となった。一方、サラーも快挙。得点だけでなくアシスト数でも14本とリーグ最多となった。

 英『BBC』で、ゴールデンブーツを手にしたソン・フンミンは「この賞を受賞できたことは素晴らしいことです」と喜びを語る。

「信じられません。本当に感激しています。子どもの頃から夢見ていました。そして、それがいま手元にある。信じられませんよ」

「ゴールをするまで、ビッグチャンスを逃してしまう場面があって、本当に悔しかった。仲間たちには『一番簡単なところを外して、一番難しいところで決めた』と言いましたね。諦めることはなかった。今日こそ決めたかった。ハーフタイムに、みんなが声を掛けてくれた。彼らは私を助けようとしてくれたんです」

「今シーズンは素晴らしい教訓になりました。来シーズンはチャンピオンズリーグを楽しむことができる。そこに参加する資格を手にしたからね。(アントニオ)コンテ監督のおかげです。彼がここに来るまで、誰もチャンピオンズリーグに行けるなんて想像していなかったんですから」


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