パリSGの7月の来日が正式に決定。26日に記者会見が行われ、ツアーアンバサダーに就任したFW三浦知良(55/鈴鹿ポイントゲッターズ)と、クラブレジェンドでガンバ大阪などJリーグでも活躍したパトリック・エムボマ氏(51)が登壇。カズはオンライン画面で登場した。

　パリSGは27年ぶりの来日。7月20日に川崎フロンターレと、23日に浦和レッズと、25日にG大阪と対戦。川崎F戦はTBS系列で全国生中継となり、全3試合は動画配信サービス『Paravi』で独占生配信もされる。ツアー中には秩父宮ラグビー場とJ-Green堺でそれぞれ公開練習も実施予定で、選手とファンとの交流の場も用意されるという。

　“全員、超人。”と紹介されたパリSG。ゲストのエムボマ氏とカズには、パリSGの現所属選手についての質問が飛んだ。注目選手、そして一緒にプレーをしたい選手という質問には、2名が各々の思いを口にしている。

　エムボマ氏は、注目選手に先日契約更新に至ったFWキリアン・ムバッペの名前を挙げた。「彼をおいて無い、というくらいにすばらしい選手。その能力、スピード、技術力、テクニック、そして精度がある。そしてチームにはFWリオネル・メッシたちがいる。その特性で、どんどんムバッペのプレーは磨き上げられていく」とフランス代表FWに期待を寄せた。

　一緒にプレーをしたいか、という質問には「もう20歳も歳を取って、20kgも太ってしまった。選手と一緒にプレーするにはなあ…と後悔しています。メッシやキリアン、ネイマールと力を合わせて、チームメイトとしてプレーしてくれるなら僕も少しはプラスアルファになれるかな。でも歳を取り過ぎたなあ」と茶目っ気たっぷりに回答した。

　一方、カズは注目選手にメッシ、ムバッペ、FWネイマールを挙げつつ、攻守のさまざまなポジションでプレーができるMFマルキーニョスを指名。「すごく好きなので期待しています」と自身の好みを明かした。

　また、同じピッチでプレーするなら、という質問には「一人を選ぶなら…」とネイマールの名前を口にした。カズとネイマールはブラジルのサントスでプロデビュー。“同郷”の後輩に思いを馳せる。「僕もサントスでやっていましたし、着けていた背番号も同じ。彼がデビューしたときから彼のファン。一緒にやってみたいというのはありますね」と語った。

　それはプロサッカー選手として、ではなく、もっと純粋に一人のサッカープレーヤーとして。「別に大きなスタジアムではなくても、サントスのビーチでやるサッカーでも、一緒にやってみたいですね。サントスの海岸で一緒にサッカーができたら、それでいいです」。ネイマールとともに、ただサッカーをしてみたいというピュアな思いを語った。