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イスコ、レアル退団を発表「このクラブであらゆる夢を叶えた」

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レアル・マドリーを退団するMFイスコ

 レアル・マドリーMFイスコ(30)が30日、同クラブ退団を発表した。

 2013年にマラガからマドリーに加入したイスコは、同チーム屈指のファンタジスタとして活躍を披露。2014年のチャンピオンズリーグ(CL)決勝アトレティコ・マドリー戦では途中出場から流れを引き寄せてクラブ通算10回目の優勝に貢献し、2017年の決勝ユベントス戦では先発出場で通算12回目の優勝に導く活躍を見せた。しかしながらマドリーとスペイン代表の将来を担うとされたその輝きは次第に断続的となり、ここ数シーズンは出場機会を失っていた。

 そんなイスコは、14回目のチャンピオンズリーグ優勝祝勝会の翌日、自身の『インスタグラム』を通じてマドリーとそのサポーターに対して別れのメッセージを公開。冒頭では、マドリーからのオファーを断ったパリSGのFWキリアン・ムバッペに対する皮肉とみられる言葉も記されている

「もうマラガを去らなくてはいけないときだった。僕は違うチームと約束を交わしていたんだけど、レアル・マドリーが僕の扉を叩いた。レアル・マドリーにノーなんて言えるわけがないんだ。まあ、例外があるとしてもね」

「周囲の人たちに言ったことを覚えているよ。『マドリーがもう何年もチャンピオンズに勝ってないなんて、どうかしてるよ。でも、もう勝てるって感じるんだ』。そしてデシマ(10回目のCL優勝)がやってきた。その後のことも、もう歴史に刻まれている」

「9年が経ち、僕がこのクラブで過ごす日々は終わる。小さい頃から抱えていた、あらゆる夢を叶えてくれたクラブでの日々が終わるんだ」

「夢を叶えただけでなく、想像していた以上のタイトルを勝ち取った。偉大な選手たちとプレーできた。素晴らしい人々と知り合えた。最高なんてもんじゃないし、ただ楽しくてしょうがなかった。僕は良いことだけを心に残していくし、あなたたちもそうであることを期待しているよ!」

「チームメイト、監督、コーチ陣、用具係と、バルデバス(練習場)とベルナベウのあらゆるスタッフに感謝をさせてもらうよ。彼らの仕事ぶり、必要としているだけのサポートや愛情を与えてくれたことにね。実際、何かが不足してるなんてことはなかったんだ、同様に加入初日から僕のことを受け入れ、世界のありとあらゆるところに付き添ってくれたファンにも感謝を!」

「それと、昨日僕の友人に言ったんだよ。なぜ15個目(のCL優勝トロフィー)が運ばれてきているのに、シベーレスの祝勝会を終える必要があるのか分からないってね(笑)。いつまでも永遠に、アラ・マドリー」

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