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バッジョ氏が非難「イタリア代表が欧州王者としてW杯に出場できないのは狂気の沙汰」

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元イタリア代表のロベルト・バッジョ氏

 元イタリア代表のロベルト・バッジョ氏が2日、ローマのフィウミチーノ空港で行われたITAエアウェイズのローマーブエノスアイレス線の新規就航記念イベントに出席した際、インタビューに応じて語った。『メディアセット』など複数のメディアが伝えている。

 バッジョ氏は現役時代、フィオレンティーナやユベントスなどセリエAを舞台に活躍。ユベントスやミランでスクデットを獲得したほか、1988年から2004年にかけてはイタリア代表としてプレーし、3度のW杯出場を果たし、1993年にはバロンドールを受賞するなど輝かしいキャリアを築いた。

 そんなバッジョ氏は、イタリア代表が3月に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフの北マケドニア戦に敗れ、2大会連続で本選を欠場する現状を嘆きつつ、遠回しにFIFAを非難した。

「イタリアがEURO(ユーロ)2020の覇者として直接W杯に出場できないことは、スキャンダラスなことだ。規則を変更する必要があると考える。バカげているし、まさに狂気の沙汰だ。もし私がメンバーの一員であったとしたら、これ以上ない挫折に感じたはずであり、最も受け入れがたい悲劇に思えただろう。対戦相手を批判するつもりはない。だが90分間の1プレーで自宅に残ることになってしまった」

 イタリアが欧州覇者として臨んだFinalissima(フィナリッシマ)2022では、南米王者のアルゼンチンに0-3と完敗したものの、バッジョ氏は、今後もチームをロベルト・マンチーニに託すべきであると主張した。

「イタリアはW杯予選敗退の反動に苦しんでいる。アルゼンチンの偉大な逸材たちの落ち着きぶりと、イタリアの現在の心理的状況では比較することはできない。マンチーニは偉業を成し遂げたのであり、彼のことはリスペクトすべきだと考える。これまで通りに若手との取り組みを続けていくべきだ。イタリアに才能ある選手たちはいるが、リーグ戦で出場機会を得ることができていない。これよく知られている問題だ」
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