バイエルンは、退団希望を強調するポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキとの確執がさらに深まっているかもしれない。ドイツ誌『キッカー』が報じている。

　バイエルンのエースFW、レバンドフスキが2023年夏まで締結のクラブとの契約更新を拒否したことに対しオリバー・カーンCEO(最高経営責任者)は「契約をまっとうしてもらう」と主張。代理人のピニ・ザハビ氏からのバイエルンへの批判に加え、選手本人も先日のポーランド代表での記者会見で「バイエルンでの僕の時間は終わった」と明言するなど対立の状態が続いている。

　そして、どうやら両者の関係がさらに悪化する可能性も。『キッカー』によれば、バルセロナからの3200万ユーロとされるオファーを低すぎるため断ったと見られるバイエルン側だが、レバンドフスキの2023年までの契約履行を求める意向にさらに固執しているという。さらに慰留のためにかつてドルトムントが最終年に同選手に提示した金銭的インセンティブも考慮しないとも伝えられた。

　なおレバンドフスキは2014年夏にフリーでドルトムントからバイエルンへ移籍。その前から移籍を直訴していた選手を残すために、同クラブは当時、レバンドフスキのサラリーを500万ユーロ増給させ、さらに1スコアポイントにつき3万ユーロのボーナスを支払うことで合意。同シーズン、20得点11アシストを記録したことで追加で93万ユーロを受け取ったと見られる。

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