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元ミランの背番号10番本田圭佑に伊紙が再注目「突出したスピードはないが…」

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MF本田圭佑に伊紙が再注目

 かつてミランでプレーした元日本代表MF本田圭佑について、イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』が、特集記事で注目した。

 2014年1月にCSKAモスクワからミランへ加入し、3年半にわたってサンシーロでプレーした本田。イタリア紙は、そんな元ミランMFにスポットライトを当て、キャリアを振り返った。「ケイスケ・ホンダは、日本人として初めてミランに加入した(現時点で唯一の)選手」と紹介。「(ジャンニ)リベラや(ルート)フリット、(デヤン)サビチェビッチ、(ズボニミール)ボバン、ルイ・コスタ、(クラレンス)セードルフらが身に着けた極めて重い価値のある背番号10番のユニフォームを継承した」などと綴った。

 イタリア紙は、元日本代表MFの特徴について「複数のポジションをカバーできるユーティリティ性のある攻撃的選手だった」と紹介。また「左利きでフィジカルが強く、突出したスピードがあるわけではないが、スペースを活かしてドリブルで切り込める能力を持っていた」と指摘した。さらに「彼はセットプレーが得意という優れたクオリティを持っていた」ことにも触れ、「ホンダとムカイテン」との小見出しで武器である無回転シュートを紹介した。

■ミランでの3年半

 またミラン時代のパフォーマンスにも言及すると、「2014年1月12日、3-4で敗れたサッスオーロ戦でロビーニョに代わって途中出場し、デビューを飾ると、ゴールポストを叩く場面もあった」と初戦を振り返った。翌2014-15シーズンは30試合に出場6ゴールを挙げた一方、2015-16シーズンは、「新監督シニシャ・ミハイロビッチの要求するシステムに溶け込むのに苦戦した」と指摘。それでも「右ウィングのポジションに定着することに成功した」と述べた。

 だが「翌シーズンにビンチェンツォ・モンテッラがベンチに座ると、ホンダはさらに先発の機会が減り、チームの構想外となった」。それでもホームでのラストマッチとなった「2017年5月21日、ボローニャ戦で2か月ぶりにピッチに立つと、フリーキックから得点を挙げた」本田。通算92試合出場11ゴールの記録を残してミラノを去った。

 また特集では、過去のバルセロナ移籍の噂にも触れている。「当初はバルセロナも関心を示しているように見えたが、取引は成立しなかった。よくよく考えてみれば、カタルーニャのクラブのあのポジションには(リオネル)メッシがいた」とコメントした。

 最後に、本田の近況にも注目。「現在35歳となり、SNSは非常に活発だ。インスタグラムのフォロワーは78.5万人おり、カンボジア代表の投稿や友人らとのプライベート写真、“ファッション”の写真も見られる」と紹介した。

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