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ドルトムント時代を振り返る香川真司、優勝メンバーで今でも連絡し合うのは?思い浮かぶ瞬間は意外にも…

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MF香川真司がドルトムント時代を回想

 元日本代表MF香川真司はドイツ『transfermarkt.de』でのユーザーのQ&Aに応じ、その中でドルトムント時代を振り返った。

 現在ベルギーのシントトロイデン(STVV)でプレーする香川は、2010年夏にセレッソ大阪からドルトムントへ移籍し、クラブのリーグ2連覇、そして2年目はDFBポカール優勝の2冠獲得に大きく貢献。2012年夏にはマンチェスター・ユナイテッドに渡るも、その2年後には復帰したドルトムントで再びDFBポカール制覇を経験(2017年)し、2019年1月まで同クラブでプレーした。

 もちろんドイツメディアでのQ&Aでは香川が最も長く過ごしたドルトムント時代に関する質問が多かった。「今振り返ってまず最初に思い浮かぶ瞬間は?」と聞かれた同選手は「最高な思い出が多過ぎます(笑)。ちょっと考えさせてくださいね」と返すと、次のように語った。

「もちろん、リーグを優勝した日もポカールを勝ち取った日は完璧でしたね。あと、ドルトムントに関しては僕が初めてプレーした試合でしょうか。プレシーズンでのマンチェスター・シティとの試合ですね(香川が決勝弾をマークし、ドルトムントが3-1で勝利)」

「今となって言わなければいけませんが、タイミングや監督に関して僕は本当についていましたね。ドルトムントに移籍したことで、ユルゲン・クロップに出会いましたからね。彼が監督としてどれほど優秀なのかは説明するまでもないでしょう。現在彼が何処にいるのか見れば分かりますからね」

 今でも2012年の優勝メンバーの元同僚たちとの親交はあるようだ。

「もちろんですよ!例えばマルセル・シュメルツァーとね。彼が現役引退を表明した時すぐにメッセージを送りましたよ。イルカイ・ギュンドアンがマンチェスター・シティをドッペルパックで優勝に導いたあと、彼にも連絡しました。いつも連絡を取り合っているわけではないですけど、何かあれば、きっかけがあれば、連絡し合っていますよ」

 日本からドルトムントへ赴く前、クラブやドイツのサッカーに関する知識についても聞かれている。

「移籍する前まで、確かにドルトムントやブンデスリーガ、ドイツのサッカーについてあまり知識がありませんでした。でも僕が来る前、例えば長谷部誠や高原直泰、小野伸二や奥寺康彦と日本人選手たちがブンデスリーガでプレーしていました。だから、詳しくはなかったですが、リーグのことはある程度把握していました」

「(サッカーの違いについて)一つだけに絞るのは難しいかもしれません。おそらくまったく違うサッカー文化に適応するのがポイントでしょう。例えばサポーターに関して、彼らがクラブをいかに思い、愛するかとかね。ドルトムントでは8万人前後の観客がスタジアムを訪れ、クラブは彼らの人生の中で大事な部分となっています。日本でもたくさんのサポーターがスタジアムに来ますし、チームを応援しますが、それでも比較できませんね。それこそ最も大きな違いかもしれませんし、選手としてそういったところを理解しなければいけないです」

 選手として言葉の問題を感じたのだろうか。

「言葉はものすごく大事です。それは以前から知っていました。最初は少し苦労しましたけど、当時チームにはマッツ・フンメルスやマルセル・シュメルツァー、ケビン・グロスクロイツら年齢がほとんど一緒の選手たちがいましたので、彼らがすごくチームに馴染みやすくしてくれました。彼らに助けてもらったことも、言葉の勉強に役立ちました。でもそれに関してはドイツ語を完璧に話せるようになっている長谷部誠が日本人のみんなにとって素晴らしい手本ですよ」

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