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モウリーニョ・ローマのC・ロナウド獲得は実現しない? 伊紙が分析する3つの理由とは…

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退団の可能性が囁かれているFWクリスティアーノ・ロナウド

 マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドローマ移籍の可能性について、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が特集記事を組んで分析を行った。

 今夏、ユナイテッド退団の可能性が囁かれているC・ロナウド。ポルトガル人スーパースターの移籍先として一部メディアでは、古巣のスポルティング・リスボンのほか、レアル・マドリー時代に指導を受けた同胞ジョゼ・モウリーニョ監督率いるローマも報じられていた。

 だが『コリエレ・デロ・スポルト』は、「C・ロナウドのローマ行きは実現しない。これがその理由だ」との見出しで特集。「ポルトガル人エースは(イタリアの)首都行きの噂が流れたが、交渉は行われないだろう」との見通しを示した。

 同メディアは、ローマは今夏「経験値とクオリティを向上させることのできるワールドクラスの選手」の獲得を目指しているが、「クラブがすぐさま噂話を否定し、C・ロナウドは(ローマの練習拠点)トリゴリアから遠のいた」ことを指摘。複数の理由を挙げている。

 まず1つ目として、ローマは少なくとも2年契約を求めるだろう37歳の選手をターゲットにするつもりがないということ。また2つ目に「最も重要な要素」として、C・ロナウドの高額な給料が指摘されている。ポルトガル人FWの年俸は2300万ユーロ(約33億円)に上り、「ローマの年俸上限を大幅に超えてしまう」ためのようだ。またC・ロナウドのケースでは、税制優遇措置の恩恵を受けられない点も「選手がますますローマから遠ざかる要素」とされている。

 最後にイタリア紙は、C・ロナウドとモウリーニョ監督の間の「レアル時代からの穏やかならぬ関係」を挙げている。「スペシャル・ワンと(ヘンリク)ムヒタリアンのように関係を修復することも可能だが、モウやCR7ほどのカリスマ性を持つ2人が適度な平穏を保てずにトリゴリアで向かい合えば、リスクになり得る」と指摘。「この取引によりブーメランを受けるリスクは目と鼻の先にあると言える。クラブの現在と未来を担える別のプロフィールを模索するもう1つの理由になる」と主張した。

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