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パリSG会長が明かす壮大な野望「パリ出身の選手だけでチームを構築したい。未来のムバッペを育てたいんだ」

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パリSG会長が明かす壮大な野望

 パリSGのナセル・アル・ケライフィ会長が、ブラジル代表FWネイマールやクラブの今後のビジョンなどについて語った。

 昨夏にFWリオネル・メッシらビッグネームを獲得し、リーグアン制覇を達成したパリSG。しかし、期待されたUEFAチャンピオンズリーグではラウンド16敗退に終わった。それでも、レアル・マドリー移籍濃厚と伝えられたFWキリアン・ムバッペの契約延長に成功し、さらに来季へ向けては監督交代が決定的とされている。

 そんな中、アル・ケライフィ会長は『Le Parisien』のインタビューで、2017年に史上最高額で加入しピッチに出れば結果を残すものの、度重なるケガやピッチ外の行動から批判を浴びるネイマールについて言及。「新生パリSGにネイマールがいるのか?」と問われ、以下のように返答した。

「言えることは、すべての選手に昨季以上の活躍を期待しているということ。全員が100%を発揮しなければならない。我々がビッグタイトルを手にするには十分でなかったことは明らかだ。来季の目標は明確で、毎日200%の力で仕事をすること。このシャツにすべてを捧げる。そうすれば結果は見えてくる」

「謙虚な姿勢を取り戻さなければならない。ケガや出場停止、試合を壊してしまうようなファウルは避けなければならない」

「『あれもこれも勝ちたい』と言うのはやめる必要がある。ピッチの中でも外でも、規律を守らなければならない。残りたい人には居心地の良い場所を作り、戦いたくない人はサイドラインにいるだろう。本当の意味でチームを作り、本当の意味で集団的なメンタリティを見出さなければならない。それが新監督の使命だ。パリSGを代表することを誇りに思い、毎日戦うことをいとわない選手が欲しい」

 そして会長は「我々には世界最高のトレーニングセンターがある」としつつ、パリSGでの野望を口にした。

「今後数年間の目標は、パリ出身の選手だけでチームを構築すること。この地域にはたくさんの才能であふれている。我々の地域の最高の選手たちはパリSGでプレーする資格がある。時間がかかるだろうが、それが目標なんだ」

「11年前、私は『未来のメッシを育てたい』と言った。今は『未来のムバッペを育てたい』。それもパリ出身のね! 簡単なことではないが、成功するために必要なすべてが揃っている」

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