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カンナバーロ氏、古巣ナポリにディバラ獲得を進言「私ならオファーを出す」

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元イタリア代表主将のファビオ・カンナバーロ

 元イタリア代表主将のファビオ・カンナバーロ氏が、24日付のイタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、セリエAなどについて語った。

 ナポリの下部組織出身のカンナバーロ氏はまず、今夏の移籍市場を賑わせているユベントスのFWパウロ・ディバラに言及。古巣に対し、来月からフリーとなるアルゼンチン代表FWの獲得を勧めた。

「私が(会長のアウレリオ)デ・ラウレンティスだったら、ディバラに対してオファーを提示するだろうね。フリーの選手だし、彼が育ったイタリアに残って欲しい。プレーを見ていて楽しめる選手でもあるが、現在の状況は簡単ではない。彼自身、決断を下したのち、おそらくもっと早く所属先が見つかると考えていたかもしれないね。繰り返すが、私がナポリにいたら、ディバラの獲得を検討する。彼ならかなりの熱気をもたらしてくれるはずだ」

 またカンナバーロ氏は、ナポリの守備の要であるセネガル代表DFカリドゥ・クリバリの残留も願っている。

「カリドゥはチームの主軸であり、ここ数年にわたってチームを支えてくれた。私なら犠牲を払ってでも契約を更新し、チームに残留させるだろう。あのポジションで彼ほどの選手を見つけるのは難しい。MFやFWなら代役が見つかるかもしれないが、センターバックや左サイドバックは固くつなぎ止めておくべきだ」

 さらに元イタリア代表主将は、今年のミランのリーグ優勝を支えたFWズラタン・イブラヒモビッチにも言及した。

「ロッカールームにおいて重要な存在だった。彼は問題に直面した際、自身がどんな役割を担うべきかを理解し、リーダーとしての役割を果たした。彼は頭の良い青年で、過去に私の振る舞いを見て、何をすべきかを学んでいたこともある」

 2021年12月に広州恒大の指揮官を退任して以降、フリーとなっているカンナバーロ氏。これまでにいくつかのオファーが舞い込んでいることを明かした。

「いくつかオファーを受けたが、相手の野心を感じ取れなければダメだ。私が話をした相手からは刺激が感じられなかった。大きいものでも、小さいものでも構わないが、目標が常に必要になる。アメリカやアジアから接触があったが、私はヨーロッパ内に残りたいと考えている」

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