beacon

再レンタル報じられる久保建英、西メディアの見解は?「レアル・マドリーの方針は効果的と言えないが…」

このエントリーをはてなブックマークに追加

MF久保建英

 レアル・マドリーMF久保建英の状況について、スペイン『ムンド・デポルティーボ』が分析している。

 2019年にレアル・マドリーと契約を結んだ久保。その後はマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、そして2021-22シーズンは再びマジョルカと、いずれのシーズンもレンタル移籍を繰り返しており、未だレアル・マドリーでの出場機会は得られていない。

 そんな21歳の日本代表MFについて、『ムンド・デポルティーボ』は「久保、マドリーに定着する問題点」と題し、「将来を嘱望された日本人は、EU圏外という理由で(カルロ)アンチェロッティのチームに居場所はなく、またどのレンタル期間でも目覚ましい活躍をしたとは言い難い」とその状況を分析した。

「久保建英はレアル・マドリーにとって難しい問題になる恐れがある。若い才能に賭ける方針へ忠実なクラブは、2019年にサインしたこの日本人の可能性を信じ続けている。4つのレンタル移籍を経験し、その成績にばらつきがあるとしても」

「移籍初年度のマジョルカでの活躍により、EU圏外枠選手がいっぱいになってしまうという同じ問題が続くたびに他クラブからの勧誘を受けることに。ビジャレアルは競争に勝ったものの、ウナイ・エメリが信頼しなかったために最初からうまくいかず。その後ヘタフェに渡ったが、18試合で1ゴールにとどまった」

「そして昨季は再びマジョルカへ行ったが、スタメンとベンチを交互に繰り返して先発に定着することはできず。監督交代も彼の助けとはならなかった」

 そして、先日伝えられたレアル・ソシエダの関心にも言及。『ムンド・デポルティーボ』は、レアル・マドリーのスタンスを以下のように指摘している。

「レアル・マドリー側は移籍自体には賛同している。その方針が効果的ではなく、選手キャリアとレアル・マドリー内部での立場を脅かすようなものであるにも関わらず」

 現在レアル・マドリーのEU圏外枠は埋まっているため、来季もレンタルが濃厚とされる久保。今後のラ・リーガ王者でのキャリアはどのようなものとなるのだろうか。

●ラ・リーガ2021-22特集
●海外組ガイド
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP