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田中碧を「ボールを引き付ける磁石のよう」と評価も…デュッセルドルフ監督、2週間後に迫るリーグ開幕に向けて懸念

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日本代表MF田中碧

 ブンデスリーガ2部デュッセルドルフのダニエル・ティウーネ監督はテストマッチでの様子を受け、日本代表MF田中碧やU-21日本代表DF内野貴史についてコメントした。地元メディア『ライニシェ・ポスト』が伝えている。

 デュッセルドルフは2日、アウェーでドイツ5部TuSコブレンツと対戦し、28分にFWルーベン・ヘニンクスが決めた直接FKにより1-0で辛勝。この試合には日本生まれのMFアペルカンプ真大のほか、先月代表戦でプレーしていた田中や内野も先発出場。ティウーネ監督は試合後、「ポジティブだったのは失点しなかったこと、直接FKが決まったこと、そして誰も負傷しなかったこと。そのほかに関しては厳しく評価しなければならない」と不満気に語っていた。

 一方で、同監督はプレシーズン初戦となった田中はもちろんまだ本調子ではないことに理解を示している。「アオがこのような状況を受け入れてくれることを嬉しく思う。彼は2週間前(実際4週間前)には満杯のスタジアムでブラジルを相手にプレーしていたのだからね。失礼に聞こえるかもしれないが、コブレンツに行くのはメンタルの面でちょっとしたチャレンジでもあるだろう」と指摘すると、このように続けている。

「アオはボールを引き付ける磁石のようだ。それでももう少し自分をプレーに持ち込んで欲しい。ただ、まだ2度しか我々とのトレーニングセッションに参加していないからね。だから我々ももう少し辛抱しなければならないだろう」

 また、ドイツ人指揮官はこのテストマッチで田中と同様、ハーフタイムまでプレーした内野についても言及。今夏クラブと初のプロ契約を結ぶ可能性が伝えられるセカンドチームの21歳・右サイドバックについて「タカに関しても(田中と)似たようなものだ。ここ数週間できなかったことにこれから取り組み始めなければならない」と語った。

 なお2月に就任したティウーネ監督の下では6勝6分け1敗と好成績を残したデュッセルドルフだが、昨夏レンタル加入の田中やオランダ人DFジョルディ・デ・ワイスは完全移籍移行となるも今夏はこれまでオーストリア人左サイドバックのベンヤミン・ベックレしか獲得していない。16日には2部の開幕戦で伊藤達哉が所属する3部から昇格のマクデブルクと対戦する。

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