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フィオレンティーナで空き巣被害に遭ったオドリオソラ「一番価値ある物は盗まれなかった。彼らが捨てて行ったマドリーのユニフォームはね」

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DFアルバロ・オドリオソラ

 今夏レンタル先のフィオレティーナからレアル・マドリーに復帰を果たしたDFアルバロ・オドリオソラ。スペイン『マルカ』が、同選手の知られざるエピソードを紹介している。

 昨季フィオレンティーナで活躍を見せて、レアル・マドリーでDFダニ・カルバハルとのレギュラー争いに臨む権利を手にしたオドリオソラだが、イタリアの地では空き巣被害に遭っていた。それは12月4日の午後7時前後。オドリオソラの恋人イネスが、同選手のいるフィオレンティーナの練習場へと向かっている間、窃盗犯たちが窓から彼らの自宅に侵入した。

 オドリオソラ及びフィオレンティーナのチームメートは、映像で翌日の対戦相手ボローニャのセットプレー戦術の確認していたが、それが終わると彼の近所に住むFWホセ・カジェホンが異変を察知。妻のマルタから届いたメッセージを目にしたカジェホンは、オドリオソラに「アルバロ、すぐイネスに連絡するんだ。家に空き巣が入っている」と話しかけた。オドリオソラから連絡を受けたイネスが自宅に到着したときには、すでに様々な物品が盗まれた後だった。

 窃盗犯たちはオドリオソラの家から、金銭的に価値あるものを盗んでいった。しかしフィオレンティーナ/レアル・マドリーの右サイドバックは振り返る。彼にとって本当に価値あるものは無事であったと。

「多くの物を盗まれた。でも、僕の大切な宝物は持って行かなかったんだ。レアル・マドリーでデビューを果たしたときのユニフォームはね」

 窃盗犯たちは持ち去ったブランド物のリュックの中にユニフォームを見つけたが、その価値を見出せず庭に投げ捨てていた。オドリオソラが2018年9月、エスパニョール戦(1-0勝利)で袖を通した、記念すべきマドリーデビューのユニフォームを。

 窃盗犯たちが捨てたユニフォームについて「それこそが家の中で最も価値があるものだった」と語るオドリオソラ。今季、彼は愛する白いチームで、再デビューを果たすことになる。

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