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【単独インタビュー】“新潟の至宝”がベルギー名門へ!! 164cm本間至恩の挑戦「同じような体格の選手に希望を与えないといけない」

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MF本間至恩

 アルビレックス新潟の“至宝”と呼ばれてきたMF本間至恩はこの夏、念願だった欧州挑戦のチャンスを掴み取った。人生で初めて新潟の地を離れ、挑む舞台はベルギーの名門クラブ・ブルージュ。『ゲキサカ』が今の思いを直撃した。

——突然のニュースで驚きました。率直に今どんな気持ちですか。
「正直、自分が思っていた規模のイメージとは違ったというか、みんなの反応がそれ以上にすごかったというのが最初の印象です」

——おそらくその反響はクラブの格、知名度が大きかったからだと思います。
「そうですね。J2から行くというのはなかなか難しいクラブだと思います。そういうとこが本当に自分のプレーを見てくださって、オファーをくれたことに対して本当にありがたく思います」

——新潟から直接海外に行きたいと考えていたと聞きました。
「サポーターの皆さんは自分が小さい頃から応援してくれていましたし、もちろん自分のキャリアですけど、サポーターの皆さんのことをも考えると、やっぱりアルビレックスから世界に行ったほうがサポーターの皆さんも納得するし、自分もいい形で海外挑戦できるんじゃないかなということで、そういう形になりました」

——いつくらいからヨーロッパ移籍を考え始めましたか。
「ずっと海外でプレーしたいと言っていましたけど、海外でプレーしたいと本当に思い始めたのはプロになってからですかね。ただ、日本のリーグも簡単じゃないです。たとえば香川(真司)さんとかは本当にすごい結果を出して行ったわけで、やっぱり日本で活躍できなかったら海外というのはないと思って試合に臨んでいました。毎試合毎試合積み重ねてきたことが評価されて、こういうオファーをもらえたことが本当に光栄です」

Jリーグで結果を残して世界へ

——自身の夢としてヨーロッパでプレーしてみたいと思ったのはいつぐらいですか。
「夢としては本当に小さい頃から自分はチャンピオンズリーグだったり、プレミアリーグだったり、スペインリーグを見ていて、もうその時から『ああ、いいな』っていうのは思っていました。ただ自分が本当に行くとなると全然まだ実感が湧かないというか、そういう気持ちではあります。でも行ったらやんなくちゃいけないし、もちろん結果を残さないといけないので、精一杯頑張ろうと思います」

——当時はどんな選手、チームが憧れでしたか。
「自分はずっとバルセロナを見ていました。メッシ選手だったりロナウジーニョ選手を見ていて、やっぱり上手いなと思っていましたし、ああいうふうにサポーターの皆さんを楽しませるプレーヤーになりたいとずっと思って、それを目標にやってきました」

——本間選手を初めて見たのが中学生の頃でした。当時は身体も小さかったと記憶しているのですが、どうやって自身の強みを磨いてきたのでしょうか。
「小さい頃からドリブルしかやってこなかったですね。そういった武器というのは海外に行っても、日本のリーグで活躍するためにも絶対に必要で、自分の武器はドリブルだと思ってずっとやっていて、どの相手に対しても積極的に仕掛けていましたし、その積み重ねが今の自分のプレースタイルに続いているんじゃないかなと思います」

中学2年で10番を背負った

——フィジカル面での迷いなどはありましたか。
「今もちっちゃいですけど、ちっちゃいことを言い訳にしていたらサッカーをやっている意味はないですし、自分と同じような身体の選手はたくさんいるわけで、その選手たちにいろんな希望を与えないといけないです。どんな体格でも、やっぱり自分が持っているサッカーのスタイルを磨けば活躍できるんだよっていうのを見せていかないといけないので、だから身体の大きさは言い訳にはできないなと思います」

——育成年代のドリブラーに目標の選手を聞くと、本間選手の名前を挙げる選手が多くいます。やはりお手本になりたいという思いはありますか。
「やっぱり特長がある選手じゃないと、そういう選手になりたいというのはなかなか言ってもらえないですし、小さい子たちから言ってもらえるのはすごく嬉しいことだなと思います。自分もプレミアリーグに行った三笘薫選手のことを同じドリブラーとして本当にすごいと思いますし、いろんな努力をしているんだなということを思うので、ああいった絶対的な選手になれるように自分も努力していかないといけないなと思います」

高校時代も10番
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——ヨーロッパの基準を考え、努力してきたことはありますか。
「やっぱり自分は体格が小さいので、足元の技術はもちろんそうですけど、判断力っていうところで、どこでボールを放すのか、どれくらいボールを持っていいのかというのはこだわってやってきました。考えてやらないと削られますし、身体で当たられたら負けてしまうので。もちろん、もっと筋トレをしたりして身体を大きくしていかないといけない部分もありますけど、やっぱり自分の特長を考えたときには、足元の技術と判断力というところは常に小さい頃から意識してやってきました」

——将来を見据えて、もっとこういう選手になりたいというビジョンはありますか。
「やっぱりドリブルというところは自分の武器なので、これからも出していければいいなと思います。ただプロ生活が始まって、やっぱり結果を出さないとこの世界で生きていけないんだなというのは一番感じました。得点、アシストという部分でどれだけ残せるか。結局、90分間プレーが悪くても、最後の1分で点を取ればヒーローなので、その勝負強さがある選手、試合に勝たせられる選手になっていければいいなというふうに思います」

2020年、敵地町田戦での劇的な同点ボレーシュート

——ちなみに日本代表は意識していますか。
「やっぱり日本代表というところは誰もが夢見るところであって、入りたいと思いますし、やっぱりそこに行けるかもしれないという可能性があるので目標にして頑張りたいです。ただそれを達成するには、本当に自分のいるチームでまず試合に出ないといけないですし、そこで結果を残さないといけないので。まずは大変な環境になると思いますけど、早く慣れて、チームで試合に出られるように、そして結果を出せるように頑張っていければと思います」

——クラブ・ブルージュはCL出場権を持っていますが、そこで結果を出すことができれば、残り半年間でカタールW杯の可能性も開かれるのではないかなと思っています。
「そうですね。チャンスがある限り狙っていければいいなと思います」

——最後にスパイクについて聞かせてください。
「自分はドリブラーでボールタッチを結構するので、タッチの感覚は大事にしています。あとは軽さも意識しています」

——『DS LIGHT X-FLY PRO』を履かれていますが、天然皮革であることも重視していますか。
「そこは大事です。タッチのところで素足のように感覚が伝わるというのは、このスパイクのいいところだと思います」

——本間選手の活躍によってスパイクも広まることが期待されます。小さな子どもが憧れることもあるでしょうし、どのような思いを背負ってプレーしていますか。
「スパイクもそうですけど、いろんな人に支えられてサッカーができていることを忘れずに、感謝を忘れずにやっていきたいです。自分も小さい頃、やっぱり目標にしていた選手が履いていたスパイクやセレブレーションというのは憧れましたし、自分はこうやって提供してもらっているので、活躍してできるだけアシックスさんの力になれるように頑張っていきたいなと思います」

(インタビュー・文 竹内達也)

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