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韓国19歳MFが代表初ゴール含む2発!! 香港に3-0勝利も得失点差で日本が優位に

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2ゴールのFWカン・ソンジン

[7.24 E-1選手権 韓国3-0香港 豊田ス]

 EAFF E-1選手権は24日、第2戦で韓国代表と香港代表が対戦し、韓国が3-0で勝利した。19歳のMFカン・ソンジンが代表初ゴールを含む2発。それでも2試合を終えての得失点差が+6にとどまり、すでに同+6の日本はこのあと行われる中国代表戦に勝利すれば、27日の最終節・韓国代表戦は「引き分け以上で優勝」という状況に持ち込める。

 20日に行われた中国戦ではシュート数24対1と圧倒し、3-0で完勝していた韓国。この日は先発11人全員を入れ替え、初戦で日本に0-6の大敗を喫した香港と激突した。

 韓国は序盤から4-3-3の布陣でボールを保持し、高い位置を取る両サイドバックを活かして相手を圧倒。そして前半17分、ミドルシュートから均衡を破った。左サイドでタメを作ったMFキム・ジンギュが中央に渡し、これを受けた右ウイングのカン・ソンジンがミドルレンジで左足一閃。相手DFに当たったボールが跳ね上がり、クロスバーをかすめてゴールに吸い込まれた。

 FCソウル所属のカン・ソンジンは2003年生まれ19歳の若きウインガー。中国戦でのA代表デビューに続く2キャップ目で記念すべき初ゴールとなった。韓国はその後も安定したパスワークと、スペースへのサイドチェンジで主導権を保持。だが、香港も粘り強いアプローチから果敢なボール奪取を見せ、何度かカウンターで敵陣に攻め込む場面もあった。

 後半も同様の構図は変わらず、韓国が主導権を握り続け、香港は守備ブロックを敷いて守る。それでも後半11分、右CKの流れからMFソ・ミンキュが右ポスト直撃のシュートを放つと、同29分にはサイドチェンジから左サイド深くをえぐったDFホン・チュルが角度のないところから強烈なボレーシュートを突き刺し、リードを2点に広げた。

 さらに後半41分、韓国は左サイドを突破したホン・チュルの鋭いクロスに対し、ニアサイドに飛び込んだFWチョ・ギュソンのダイビングヘッドは空振りに終わったが、ファーサイドでカン・ソンジンが反応。前のめりで頭で合わせ、この日2点目を記録した。

 韓国はこれで大会2連勝。6得点0失点で得失点差を+6とした。優勝争いを演じる日本は初戦の香港戦で6-0の大勝を収めているため、日本がこのあと午後7時20分キックオフの次戦で中国に勝利すれば、最終節の韓国戦は引き分け以上で優勝が決まるという状況となる。

(取材・文 竹内達也)●EAFF E-1選手権2022特集ページ

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