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新潟S李忠成の今季6点目に隠された“極意”「こんな事指導できる指導者が日本に何人いるんだろう。寿人さんはできるな」

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佐藤寿人氏とFW李忠成

 アルビレックス新潟シンガポールに所属するFW李忠成が今季6ゴール目を記録した。

 2022年より新潟Sに加入した李は、2月19日に行われたシンガポール・コミュニティーシールドのライオン・シティ・セーラーズ戦(●1-2)でデビュー。今季の幕開けで初ゴールを記録した。その後、同25日にスタートしたリーグ戦では開幕戦から出場すると、新型コロナウイルス感染症の影響で欠場した1試合を除き、第11節まで計10試合に出場。7試合でフル出場を果たし、4ゴール4アシストをマークしていた。

 しかし、第12節のライオン・シティ・セーラーズ戦からは負傷離脱でメンバー外に。それでも、今月29日に開催された第17節の首位ライオン・シティ・セーラーズとの“天王山”で6試合ぶりにメンバー入りを果たすと、後半33分から途中出場。同39分にチーム4点目を記録した。李は、右サイドのボックス手前付近から上がってきたクロスを豪快にヘディング。滞空時間の長い跳躍から力強くボールを叩き込み、ゴールネットを揺らした。

 この得点シーンについては、李自身がインスタグラム(@tadanarilee_official)を通じて解説。「裏への動き出しで味方にスペース空けてラストパスをもらう、イメージ通りのゴール」と得点シーン手前のプレーには隠された極意があったと明かす。「味方のレバレッジを効かせる。これもサッカーの醍醐味」としたうえで、「果たしてこんな事指導できる指導者が日本に何人いるんだろう。(佐藤)寿人さんはできるな…」と広島時代の先輩の名前を挙げて言及した。

「何はともあれビックマッチでのゴールは格別だね」と今季6得点目を喜んだ李。2位の新潟Sはこの勝利で首位と勝ち点差を「2」に詰め、次節は敵地でホウガン・ユナイテッドと対戦する。

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